ひまわりが怒った日
- カテゴリ:家庭
- 2012/02/26 10:24:22
私たちの街に、新しいレストランが出来ました。
高級なレストランではなく、気軽にランチが楽しめるようなお店。
出来た当時は、いつもお客さんで一杯のお店でした。
ひまわりはその店が気になっているようでした。
「いつかお店が空いてきたら、行ってみようね。」
いつ行こうともなく、お店に行く「いつか」はなかなかやって来ませんでした。
そして、ある秋の日。
お互いに仕事に無い一日。
昼食を作るのもめんどくさいなぁ、と言う事になりついに「あの店に行って見よう!」という事になりました。
10台くらいは停められそうな駐車場。
店内は木製のテーブルにランチョンマット。
カジュアルな感じで気軽に食事が楽しめる装い。
日替わりのパスタと定食スタイルのランチメニューがありました。
ひまわりはパスタランチを注文。
私は日替わりのオムレツ定食を。
実はオムレツは私の得意技。
一時はオムレツ屋さんを開こうと思っていたほどです。
オムレツは、ベースさえしっかり作る事が出来れば、中の具やソースでレパートリーが広げられ、好き嫌いの少ない料理です。
しかも、食材の卵は比較的安価であり、粗利も出しやすい。
親しみやすく飽きの来ないオムレツならば、きっと繁盛店になると私は思っていたのです。
まぁ、若き日の夢でしたねぇ・・・。
さて、このお店のオムレツはどんなものか?
少々楽しみだったりします。
先に運ばれたのは、ひまわりのパスタ。
トマトソースのオーソドックスなパスタでした。
ソースの味は、やや酸味が残るトマトソースでしたがなかなかの味。
久しぶりの一緒のお休みの日、私とひまわりは夫婦の会話を楽しんでおりました。
他愛の無い会話ですが、お互い違う仕事をしてますので話す事は山ほどあります。
しばらくしてひまわりが何かに気付きます。
「あれ?アンタの料理が出てこないじゃん。」
あ、そう言えば、私よりも後から来たテーブルのお客さんでさえ、もう料理を食べています。
しかも、私のオーダーと同じオムレツランチ。
どうやら私のオーダーはすっかり忘れられてしまっているようでした。
まぁ、私の方は実はそれほどお腹は空いていませんでしたので、どうって事はありません。
怒ったのはひまわりでした。
「ちょっと、店長を呼んでちょうだい!」
慌てたウェイトレスさん。
店長と言うよりも、1人で全てのオーダーを処理しているいわゆる「オーナーシェフ」は、手一杯の状況。
「す、すみません、すぐにお料理をお持ちしますので・・・」
この後の予定もありましたので、何ならこのまま先出しのコーヒーだけで帰っても良かったのです。
「もういらないわ、帰ります。」
この後、お店はどういった対処をするのか、私は興味深々。
そしてひたすら怒るひまわり。
2人でキャッシャーの前に立つと・・・
「今日の御代は結構ですので、申し訳ございませんでした。」
私が思うに、この対処はいただけません。
こういった対処では、私たちはもう2度とこの店に来られなくなります。
だって、「こんなクレーマーのような客は、来て貰わなくて結構」と言う風にも取れますよね?
決してそういった意味は無いにしろ、私たちはそのお店に行きにくくなる事は確かです。
何せ、クレームを付けて只食いしたわけですから。
私ならば、ちゃんと御代を頂いた上で、相応の次回のお食事券を差し上げます。
そして必ず店主自身が対応したでしょう。
どんなに美味しいお店でも、こういった対処を誤るといけませんね。
お店を出たひまわり。
余程腹が立ったのでしょう。
たった一言、吐き捨てるように言っていました。
「2度と来ないわ。」
あの時のひまわりの怒った顔は、今でも忘れられません。
だって、自分は料理を食べれたんだから、何もそこまで怒らなくても・・・ねぇ。
いや、実際待たせる方が辛いですよ。
待っている方は、きっと待たせている人もキツイだろうと思えますから。
ま、それも待たせている人物にもよりますけどね。
いつも当たり前のように待たせる人もいます。
そういうのが平気な感性な人間に、当たり前のように待たされるとやはりイラッとしますね。
それも日ごろの行いなのでしょうねぇ。
いずれにしてもですよ、相手がどんな人であろうと
待たせるってのは辛いものがあります。
むーさんも、私と似ているのでしょうね。。。
う~ん、どちらかと言えば喜怒哀楽を表に出すタイプですよ、ひまわりさん。
私のために怒ったのか、あるいは自分が腹が立ったから怒ったのか・・・
今となっては確かめようがありません。。。
どちらかと言えば、私は精一杯の誠意に感じられなかったんですね。
なんだか一番安易な方法でミスを清算しようとされた感覚を持ちました。
でも、確かに遠方からのお客なら、また来てくれって言うのは無理ですもんね。
うぁ~サラダにカメムシ・・・。
悲惨ですねぇ。
食欲そのものが失われちゃいます。
もう、そのこ料理は何にも口に入れられなくなりますよね。。。
出されたプリンにも、何か入ってるんじゃないかと、疑心暗鬼になってしまうかもです。
異物混入はあってはならないミスなんですが、絶対に無いと言い切れないのも事実。
しかし、カメムシはキツイですねぇ・・・。
旦那の代わりにまいど~御父様に借金しに行くむー太郎
人に貸すのは良くても人に借りるのは嫌いです。
自分が我慢するのもいやなんだろうけど
自分のために人を我慢させるのはもっと嫌・・
自分のために怒ってくれるのって嬉しいですよね♪♪
「御代は結構です」は…考えようによっては、精一杯の誠意なのかな…って気もします。
お食事券の場合、近くに住んでるんだったらいいですが、遠方でたまたま立ち寄ったお客さんかもしれないし…。
昔、焼き肉店で頼んだサラダの中に緑のカメムシが入ってたことがあって…もちろん文句を言ったのですが、その時のお詫びは人数分のプリンだけでした…。
たったこれだけっ、って思いました(-_-;)
その時は、せめて割引ぐらいしろって思いましたね~…
もちろん二度と行って無いですww
そうですねぇ、きっと楽しく食事を楽しみたかったんでしょう。
それを台無しにされた訳ですから、きっと怒りが収まらなかったのかも知れません。
皆が楽しく過ごせたなら、自分も満足。
ひとりでも納得が出来なかったら、自分も満足できない。
そんな所が確かにありましたね、彼女には。
それが女性特有の感情なのか、私にはわかりません。
でも、私のために彼女が怒ってくれた事は、正直嬉しかったのを思い出します。
あ、気付きましたか?
下でコメを書いてくださった魔女姉さんに言わせると、私のブログはエンドレス惚気なのだそうです。
うまい事を言いますよねぇ、わっはっは。
うんうん、店主が対応って言うのが最低条件ですよね。
それを「今すぐお持ちします」で済まそうとして
それで済まないって事になったら「お代は結構」って、なんか馬鹿にされてる感じが私もしました。
ひまわりはそれが思い切り態度に出てしまったのでしょう。
その件以来、その店の前を通り時に
「この店絶対に行かない」と、彼女は言ってました。
私も彼女との約束通り、そのお店には行く事はありません。。。
あはは、そういう意見が多いですねぇ~。
そうなってみないとわかりませんが、もしかすると逆になってたかも知れません。
うんうん、本当の意味での誠意が伝わらないですよね。
お代は結構ですって、なんだか一番簡単な解決方法みたいでイヤでした。
もう一度来店していただく努力をして、来店していただいた時に初めて汚名を返上できるチャンスが生まれると
私はそう思うんですけどね・・・。
真剣に怒ってくれた事、私も少し嬉しかったですよ。
ともすれば、自分だけがって考えがちの現代ですからね。
こういうケースでは、私の方がどんなに「そんなに怒らなくてもいいよ」って言っても
熱くなっちゃってる方は無理なのかも知れませんね。
こんなお話も、今となっては懐かしい、そして大切な思い出のひとつです。
大切に、時折思い出してみようと思っています。。。
かわいいでしょ?ウチのカミさん。。。
う~ん、もしかすると逆だったならば、キレていたのは私の方かもですね。
ま、フードサービス業に遠い昔に携わっておりましたので
この時は冷静に、この店はどういう対応をっするのか、興味本位でした。
おっとりした優しい人間というのは、大きな誤解でありますよ。
私も瞬間湯沸かし器の様な所もあります。
渋滞などではイライラっしてしまうし・・・。
でもどちらかと言えば、人に待たされている時よりも、待たせてしまっている時の方がイライラしてしまいます。
でも、片方がなだめ役にまわるって事は良くある事ですね。
ウチもそうだったかもしれません。
二人で楽しむ事が半減したのだからプリプリさんになるのよ(・∀・)b 女は集団でゾロゾロという
好ましくない行動をとるけど、仲間意識の現われで女性に多い考え。「自分だけ」ではない「皆で」
という思考、特に家庭を持つと自分の事より家族の事が優先みたいな?ww
ひまわりさん、猫さんの事がとっても大切だったのね❤ なんだ、ノロケだったのかしら…(゜-゜)
ひまわりさんも呼んでたわけですし^^
対応一つで後味は全く違うねぇ。
そうだねー、無料にしたら、許されると言う風潮が、あの業界には、まんえんしてるのかもね。
そこには、本当の謝罪の気持ちは、含まれて居ない。
怒ってくれる人がいて・・・・
嬉しくも切ない思い出ですね。
日曜日の夜は静かです・・・・
若しかして出てこなかった料理が自分の分だったら また違ったかも^^
多分・・招き猫さんはおっとりしたやさしい人なのかな。
そんなあなたが文句言わずに我慢?していることに・・つい・・・代わりに怒りたくなっちゃったんではないかな?
今の彼と私の関係がそうです。
連れというのはどちらかがヒートするとどちらかはひく・・
そんな気がします、
旦那と出掛けると・・「まぁ、まぁ~」という私が
彼とだと ムキャー!! ヾ(`Д´*)ノ になりますよ
うふっ^^なんか想像します(違ったら(*_ _)人ゴメンナサイ
そそ、おなか一杯で怒るひまわりでした。
美味しいものを食べさせて、それで怒らせるってのも難しいですよね。
怒らせちゃったのは仕方ないとして、そのお客をいかにまた来てもらうか。
難しい対応ですが、このお店の店主にはチャレンジして欲しかった気がします。
パスタの味が美味しかっただけに、もったいない気がしたんですよね。。。
美味しいオムレツと魚。。。
オムレツに白身のお魚のピカタでも添えましょうか?
うん、私も思いませんけどね。
お詫びの「御代は結構です」なのでしょうけど、それなら店主が出て来んかい!と思ってしまいます。
そこは小さな個人経営の利点でもあると思うんですよ。
店主がしっかりと対応して、この日の御代は受け取って
「これに懲りずに是非またお越しください。その時はご馳走させていただきます。」
といった対応ならば、また来ようかという気持ちにもなりますし
かえって贔屓の店になる可能性もありますから。
ミスは固定客を掴むチャンスにも変わる所が、客商売の面白いところ。
このお店はそのチャンスをみすみす逃したと私は思うんですよね。
ひまわり、かなり怒ってましたね。
パスタは美味しいって言ってましたけど。。。
ひまわりさん、おなかいっぱいなのに怒っちゃったのね(≧ω≦)
そうね~ぜひまたいらしてくださいって対応の方が良かったのかもね。
ああ、おいしいオムレツとお魚食べたいなぁ(*゜o゜*)~゜
単純に、ミスによってお客様に迷惑かけたからお詫びの印的な感じです。
でも以前大手和食チェーンで、うどんのつゆでDSを壊された時は修理実費とお食事券だったな。
御代は普通に払って出てきた覚えがあるよ。
件の店はチェーン店じゃないならお食事券の用意が無かったのかも。
ひまわりさん、熱い人なのねw