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中国国防費11.2%増、2年連続2ケタ伸び


 【北京=島田学】中国の第11期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第5回会議が5日、北京の人民大会堂で開幕する。財政省が同日発表する2012年度(1~12月)予算案のうち、国防予算は前年実績比11.2%増の6702億元(約8兆7000億円)となることが4日分かった。2年連続の2桁の伸びで、米ドル換算では約1064億ドルと初めて1000億ドルの大台に乗った。

 国防費の公表額は引き続き米国に次いで世界2位。内訳は不透明で、実際の軍事費は公表額より多いとみられる。米国が国防予算を減額する中、南シナ海など海洋進出を積極化する中国の増額は、国際社会の中国脅威論を一層刺激しそうだ。

 今年の全人代は14日までの10日間。初日は温家宝首相が施政方針演説にあたる「政府活動報告」を読み上げる。

 中国が国防予算を増額した背景には、米国が昨年からアジア太平洋回帰の動きを強めていることへの警戒感が大きい。中でも海空両軍や戦略ミサイル部隊である「第2砲兵」の近代化と情報化を推進。米空母が中国近海に近づくのを防ぐ対艦弾道ミサイル「東風21D」やステルス戦闘機「殲20」、中国初の空母「ワリャーク」などの開発を進めている。

 全人代の李肇星報道官(前外相)は4日の記者会見で「中国が実行しているのは防御的な国防政策だ」と強調。11年の国内総生産(GDP)に占める国防費の割合は1.28%にすぎないと指摘し、米英よりも割合を低く抑えているとした。


http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE2E6E2E2EA8DE2E6E2E1E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2

 

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