荷物をコインロッカーにぎゅうぎゅう押し込んだあと、リフト券を買いに。

顔割で3400円。って言ってもリフト券売り場の若いスタッフは誰も
私のことなぞ知らないんですけどね。笑

軽い準備体操をし、さてどこから攻めるか。

注目度抜群のセンターハウス正面急斜面か、
少し右にある荒れ狂うコブコブの壁か。
それとも長く険しい切り立つ急斜面か。

リフトでは安全バー上に指を組み滑り出す瞬間に向けて集中力を高める。
静かだ、風の音しか聞こえてこない。
アナウンスが告げる「リフトの終点です。バーを上げ下りる準備を、、、」
いよいよだ。今シーズン初のシュプール。
否が応にも緊張が高まる。
ガタガタガタッ　リフト終点への到着、足裏で雪面をしっかりと感じそのまま
安全な場所までまっすぐ滑りだす。
ブーツを締め直し、ストックを強く握って

いくぞ、スタートだ！

うん、いいぞ、そうそうこの感じ。これだこれだー。
気持ちよく風を切る。
さすがだ、千客万来ジョイフルコース。（初級者コース♡）

ええ、１本目ですから。

すっかり根性なしな私は何本か快適に初級者コースを飛ばした後、本日
１回目のコーヒーターイム。あぁ美味しい～

しこたま休んだあと、そろそろ本格的に滑るか～と急斜面に突入。ところが
予想以上に体力の消耗が激しい。日ごろの不摂生を反省しつつも、２本滑
ってお昼ご飯。笑　(からあげ定食)

『もうお腹いっぱいだから終わりにしよう～』と黒い天使が耳元で囁きかける中、
少しだけ残ったささやかな理性が『おまえ、イントラだったんじゃないのか?』
と行動を促す。白い天使の声になんとか気持ちを奮い立たせコブコブ斜面に
突入。

がんばりましたよ。
もうね、足が上がりません。

途中10分のコーヒーブレイクを入れ夕方まで滑り続けました。
もう疲れきってコインロッカーから荷物を引き出すことすらできない。
着替える気力も、シャトルバスに乗る気力もなく、呼びました タクシー。

タクシーの運ちゃんの話なんかちっとも聞いておらず「うんうん」空返事。
ドアが開いて外に降りたら

『石川遼記念館』。

おい。
どこだよここは。

「お客さん連れて行けって言ったから。。。」

言ってないっちゅうにー！


寄り道分は負けてもらって旅館に到着。
仕事してるより長～い一日でした。笑