中国空母、運用までに10年…海軍少将見通し
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- 2012/03/07 18:07:27
【北京=大木聖馬】北京で開会中の人民政治協商会議(政協)の委員を務める中国海軍の尹卓・少将は6日、読売新聞のインタビューに応じ、中国が構築を進めている空母戦闘群について「作戦能力を形成するには、10年以上の時間を要すると思う」と述べ、空母の実際の運用までには一定の期間が必要との見通しを示した。
尹少将は、中国はこれまで空母の保有経験がないため、とりわけ艦載機の発着艦技術など操縦士の訓練に「相当長い時間がかかる」と説明。遼寧省大連で整備が進む中国初の空母「ワリャーグ」は「数十人の操縦士の育成が必要となる」とした上で、「間もなく海軍に引き渡されるかもしれないが、訓練艦として使うだろう。戦闘に投入することは(当面は)あり得ない」との認識を示した。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120307-OYT1T00218.htm