ドラマ【相棒ten】
- カテゴリ:テレビ
- 2012/03/08 11:19:16
【感想】ちょっと切ない話でしたね。仕事に誇りを持っていた男が、最期までその任務をまっとうしたのに、実はそれは対象者もグルになって仕組んだ狂言だったってことですよね。犯人が全員わかってよかったけれど、殺意がなかったってことは、いくら射殺でも過失致死に相当しそうですよね。ただあのスナイパーだけは、たたけばいろんな誇りは出そうだなw ストーリーは相棒らしいジレンマを抱えたものでしたが、プロのスナイパーとかヤクザ絡みの企業とか、往年の長谷部安春を思い起こさせるハードボイルドっぽい要素が満載でしたね。やっぱり血は争えないのかハセベバクシンオー。でもファンの間で神回との評判が高い越境捜査のような、緻密な犯罪を鋭い観察と推理で解決していく頭脳戦のような作品をまた見たいもんだ。ハセベはこの越境捜査が相棒の最初の本で、その分次回からの期待が高く、それにいつも答えられないできたのですが、今回も越境捜査ほどの出来ではないですが、相棒の本としては満足いく作品だったと思いますよ。ただ、細かいことなんですが、確か犯行当日、泊は娘に会いに行ったため、来た方向が違っていたという話がありましたよね。あれって結局伏線にはなってなかったですよね? 後で脳内で補間したんだけど、泊はひょっとして本当に殺されてしまうかもしれないと思っていて、そのため最期に娘に会っておきたいと考え、会ったのではないかと思うのですが、そういうフォローは番組内ではありませんでしたよね? それと、ヤクザに金で情報を売った土方の上司がいましたよね。右京はホテルを変えたことを報告されていないことで、その上司が情報を売ったと決め付けてましたが、書類を見ることが出来る立場の社員なら、誰でも情報を売ることはできたのでは?と思うのですが、どうなんでしょうね。まさに細かい事が気になるのがボクの悪い癖ですがw 恐らくちょっとしたフォローがあれば、ひっかからずにすむようなことだと思うんですよね。書類はその上司が管理していて、他の社員は見ることができないとかさ。そのへんちょっと詰めが甘かったのか、放映時間の関係でカットされてしまったのか。あと、何故か見ている間、「消臭プラグ」という言葉が頭にこびりついて離れなかったのは困りましたw