Nicotto Town



キレ者

暴走老人!
  藤原智美
    文春文庫


数年前、突然、キレる老人が増えてきた、という
ニュースがよく流れた。

「暴走老人」
という言葉があちこちで使われたが、
本書は、その言葉を世に定着させた本らしい。
老人の暴走を「時間」「空間」「感情」をキーワード
に考察している。

「老人」だけを問題にしているのかと思っていたが、
読み進めていくうちに「老人」だけに当てはまる話
ではない事に気がつく。
突然、キレるのが目立ったのがたまたま「老人」
というだけなのだ。


「暴走老人」という言葉が先か後だったかは忘れたが
「クレーマー」
「モンスターペアレント」

等という言葉もある。
また、そういう言葉にはなってないが、「子供」「青年」
「中年」も突然、キレる事がある。

その根っこになる原因の一つとして、一番、印象に
残ったのは
「コミュニケーション能力の不足」

「キレる」という事は、一方的なコミュニケーションの
断絶、対話の拒否。

インターネットや携帯電話が普及し、コミュニケーション
の手段は格段に進歩したはずだが、皮肉にも直接、
人と対話する能力は低くなってしまったのだろうか。

コミュニケーション能力、と言われたら、自分は高い方
ではない、というより低い方に分類されるので、あまり
偉そうな事を言えた義理ではないが・・・。

やろうと思えば、かなりの事がメール等、人と面と向かう
必要なく、話をする事ができるが、人と直接、話をする
機会とメールで済む機会があったら、直接、話をする方
を選ぶようにしたい。

アバター
2012/03/14 22:37
昔の「近所のカミナリじじい」は、(今にして思えば)どこか
”愛嬌”があり、ここ数年の「キレる老人」は、それとは
異質な感じがします。

老人だから怒ってはいけない、という決まりはないですが、
"年の功"を生かした方法にして欲しいですね。
アバター
2012/03/11 20:42
ワタクシメのブログのつぶやき欄にも書いた事あるけど、

近所で、白髪頭の60代後半ぐらいに見える老人が、
高校生~中学生ぐらいの子を相手に、
「ふざけんじゃね~よ!!!」とキレてましたもの。
老人でもキレるんですよね(汗)。




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