ドラマ【平清盛】
- カテゴリ:テレビ
- 2012/03/12 12:39:17
【感想】書いていて気分の悪いストーリーですよねぇ。だって本来なら次の帝は崇徳天皇の息子がなるべきなのに、鳥羽院に嫌われているため、鳥羽院が妾に産ませた子供が天皇になるとか、ほんとに頼長や義清じゃないけど、トップが腐ってますよ。大体院政というものからして、ツートップというか、本来ならトップに座すべきではない人物が座してるわけですから、あまり好ましいものではないですよね。かように今回は主人公の清盛そっちのけで、朝廷の昼メロが繰り広げられたわけですが、やはり例によって何故義清が出家したいと思うようになったのか、その心の機微がよくわからないので、整理してみましょう。世間から見れば、璋子への愛が通じなかったので、スネて出家したってところなんでしょうけどw 自分が璋子と関係を持つことで、璋子に人間的な感情を与えたい…と思って接近したのに、璋子は自分ではなく鳥羽院や息子への愛に目覚めてしまった。しかも鳥羽院も自分が傷つきたくないから距離を置いてはいるが、本当は璋子を愛しているようだ。文武両道に優れ、見た目もよく、今まで落とせない女は明子くらいしかいなかったのに、自分が初めて本気で愛した女はこちらを向いてくれない。で、ここからは私の想像です、そこで彼は気づくわけです。朝廷で渦巻く愛憎が政争を引き起こしていることを。結局貴族も武士も人間。世を動かす身分になれば愛憎で動くようになり、それが政事に色濃く関わってくるのではないか。人を愛することで政事を動かそうなど、とてもできぬこと。むしろ渦に巻き込まれて自分も醜態をさらすことになるだけである。ならばもう、政事には関わるまい。人を愛することもやめよう。出家キタ――(゚∀゚)――!! てな感じでしょうかね。文武両道に優れてはいますが、結局彼もヤワなお坊ちゃまだったんですよ。彼が言っていた「美しく生きる」とは、今風に言うと、スタイリッシュに生きるってことなんでしょうな。(ヾノ・∀・`)ムリムリ こんなんじゃ確かに出家して一生歌でも作ってた方がいいわ。でも、そっちで名を残して後世まで伝わるわけだから、ひとかどの人物ではあったわけですな。娘を蹴落としたのはちょっといただけないけどね。妻ならともかく、娘はだめだわ。藤木直人が西行にキャスティングされた理由が、よくわかる回でしたねw
これならまだ璋子のフラれて、家族にも逃げられ、
失望して出家した方がマシだった気がします。
史実では璋子にフラれたっていう説もあるので、素直にそうしとけばよかったのに。
清盛は相変わらず短絡的ですね~。
いつになったら平氏に天下を取らせるような狡猾な人物になるのか…
西行出家の顛末にはアッケにとられてしまいました~´◡`
愛憎で身を持ち崩す前に、芸術家に転身してしまったのですね。。。
小市民な私は 西行に置いていかれた妻子友人の方に同情してしまいました><
清盛にも、簡単に身代わりになるなよっ!と TVの前でつい突っ込んでしまいましたw