人生の終わり方
- カテゴリ：日記
- 2012/03/13 17:15:59
ひいばあちゃんが脳梗塞になって２ヶ月。
左半身に麻痺が残ってまだ座るのがやっとです。
リハビリも始まってますが
もともと認知症が進んでいたのに
刺激のない入院生活でますます虚ろになってしまいました。
同じようなお年寄りばかりで
互いに会話どころか認識もできてないんじゃないか？
って方々ばかりです。
今日は息子二人が休みだったので３人でお見舞いに行きました。
見舞い客のほとんどない病棟に
若いものの姿はとても目立ちました。
私やおばちゃん達のお見舞いとは違うらしく
最初は名前が思い出せなかったおばあちゃんも
ロビーに連れ出して話すうちに
息子達の名前を呼んで声を出して笑いました。
おばあちゃんの笑い声は２ヶ月ぶりでした。
失礼ですが老いも人生も最終段階の人ばかり。
生きているっと言うより死ぬ日を待っている。
そんな感じさえする場所です。
どの老人にも若い日があり
それぞれの人生を精一杯生きられたはず。
多数の人は子供を立派に愛情をもって育て上げ
ある人は仕事に人生かけた。
その終末がここなんだろうか・・・・
そう考えずにはいられない場所です。
もちろんそれぞれの家庭の事情もあるのは
介護生活が長いので充分理解できます。
かく言う私も『自分で座れるまではリハビリを・・・』
っと退院をさせられずにおります。
老いは誰にも必ず平等に訪れます。
老いた彼らの姿はすぐくる未来の私達の姿。
子供を愛するようにお年寄りを愛すること。
赤ちゃんを育てるように老人を介護する事。
ものすごく難しいです。
核家族化が進み離婚率が30％の世の中で
家族に囲まれての老後が理想とは言い切れません。
ただ私はおばあちゃんに
最後の時にみんなの愛情を感じて旅立ってもらいたい。
たとえ帰ってこられなくても
帰るべき家と待っている家族がいる。
それだけは憶えていて欲しい。
それでも起き上がる事がままならないおばあちゃんを
自営の家で介護することに踏み切れません。
もし息子がなんらかの事情で同じ状態になれば
絶対に連れて帰ると思います。
胸がイタイ。
生活が維持できなくては生きていけません。
その家のその時の状況に合わせた、ケースバイケースの対応が必要ですから。
今うちの親族間でも、認知症の進んでいる祖母について今後を考えています。
今は持ち回りで見ていますが、親族の中から、施設に預けるように声が出ているのも確かで。
意見の取りまとめに苦労しています。
感情がついていかない決断を、下すことになりそうです。
叔母様はお気の毒でしたね。
でもコレだけ独居老人が多い世の中・・・
珍しい事ではなくなりつつあつのかも知れません。
人間として生まれ
人間として生きてきて
最後の時はせめていい人生だったと私は思いたいし
おばあちゃんにも思って欲しいです。
できる事をする。
当たり前の事がなかなかできないのが現実。
去年の夏に孤独死した叔母。
いろいろな事を考えました。
自分ができる事をしっかりやりたいと思います。
頭ではわかっていても感情とか気持ちが
なかなかついて来ません。
でも勝手なもので忘れて楽しんでいる事も多いんです。
元気でいた頃の記憶があるだけに、相当きついと思います。
きつさから、相手に負の感情を覚えてしまうくらいなら、
出来るところはプロの力を借りるのも、いいことだと思います。
すべてを家で引き受けたからと行って、双方が気持ちよく
過ごせるとは限らない。
だからそこに、負い目を感じることは無いと思います。
自分がそういう状況にないから、言えてしまうことかもしれませんが･･･。
そう自分でも思いたいって思います。
善人でいたいって言ういい格好しい
をしているんじゃないか？
っと自分の心に問う時もあります。
頑張ってる自分、献身的な自分が好きなだけなんじゃないかとか・・・
綺麗事を並べるのはとても簡単。。。
自分の本音はいったいどこにあるのか分からなくなります。
おばあちゃんうぃ愛おしいと思う気持ちに嘘はない。
ただシモの世話から開放された生活はとても救われるもの。
そんな自分を嫌いだったり
笑顔でいるために仕方ないことと納得しようとしたり。。。
介護の本当の辛さは自分の中での葛藤なのかも知れません。
痛いぶん、いつでも、ここにいっぱい吐き出しちゃってください。☆
大家族の家で そんなに忙しく毎日を過ごして、お見舞いも行って
こんな風にブログに想いも寄せているkanさんが そんなに胸を痛くしないで。。
一生懸命やってるじゃないですか
kanさん 家族の為にも、身体壊さないでね(*＾ー＾)ノ
kanさんの 身体だって心配だよぉ〜＞＜