じぱんぐ
- カテゴリ：自作小説
- 2012/03/15 21:57:12
天正１７年（１５８９）５月２０日
この日、太閤、豊臣秀吉は、聚楽第の広場に
金銀を積み上げて、それを公卿、諸大名に
分け与えた。
その数量は、大村由己（金賦之記）によると、
金５千枚、銀３万枚、３６万５千両相当の
ものだったらしい。
換算方法が、自分ではわからないが、今の
金額にすると、数十億円から、数百億円に
なるらしい。
なぜ、その様な（ばら撒き）を、やったのか
よくわからんが、この一週間後の二十七日に
側室（茶々）＝淀の方が、秀吉の子、鶴松を
生んでいる。
（注・この鶴松は、２年後に夭折する。）
この秀吉の初めての子供（このとき秀吉は５３歳）
が生まれる事が、関係あるのかも知れない。
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聚楽第の一室、秀吉と、ねねが寛いでいる。
ねね
「まったく、おみゃーさんの、やり方は、（尾張）中村の
百姓まる出しだがね。」
秀吉
「何を言うとりゃーす。わしは、このやり方で、今まで
何度か、うまくいっとるんだで。」
秀吉
「ところで、ねねは、（ＮＡＳＡのボールペン）の話は
知っとりゃーすか？」
ねね
「（なさのぼうるぺん）？・・・・何ですかの、そりゃ。」
秀吉
「宇宙に飛び立った、ＮＡＳＡの宇宙飛行士が、
宇宙船内で、ボールペンを使おうとした所、
どうも、無重力空間では、重力の関係で使えない事が
わかったんだぎゃ。」
秀吉
「そこで、ＮＡＳＡは巨額の開発費を、投じて
無重力でも、書けるボールペンを開発
したんだがね。」
秀吉
「一方、旧ソ連の、宇宙飛行士は、宇宙に
（鉛筆）を持っていった・・・。」
秀吉
「要するに、この逸話は金があれば、何だって出来ると
言う事なんだぎゃあ。」
ねね
「・・・おみゃーさん、その話は、そう言う事を
言うとるんじゃ、にゃー気がするんだがね（笑）」
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（補足）
大村由己（おおむら ゆうこ）と言うのは、（天正記）の作者で秀吉の
御伽衆だった人、まあ要するに、お抱え作家だった。
ＮＡＳＡのボールペンの話と言うのは、ジョークとして広まったもので
実際にはＮＡＳＡがボールペンの開発に関わった事は無く。
宇宙でもボールペンが全く書けなくなる訳では無いみたいです。
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この文章は何年か前に、他のSNSで書いていた（５月の出来事）と
言うのから抜いて来た。
ちなみにこの前日の５月１９日は永禄３年（１５６０）に史上有名な
（桶狭間の戦い）があった日で、翌日の５月２１日は昭和１３年
（１９３８）に岡山の山間部で、２１歳の青年が猟銃と刀で
３０人を殺害すると言う凄惨な事件が起こった日だった。
コメントありがとうございます。
特に何も考えないで、思いつくままに書きました。
ただの夫婦の会話か
あるいは意味が隠されているのか
やや悩ましくもあります
コメントありがとうございます。
司馬遼太郎さんによれば、この二人はずっと、尾張の地なまりで
会話してたみたいです。
コメントありがとうございます。
察しの如く、これはボールペンの話じゃにゃーけど、
無印良品のボールペンはやっぱりええだでなん（笑）
名古屋弁、萌えますね♥
コメントありがとうございます。
若い頃はすごく苦労した人だけあって、人や世の中が
何で動くのか、よくわかっていた人だと思います。
コメントありがとうございます。
多分、名古屋の人から見たらえらく胡散臭い名古屋弁だと
思います（笑）
コメントありがとうございます。
萌えていたりゃーて、えろう感謝しとるがね（笑）
コメントありがとうございます。
秀吉と言う人は、要所要所でかなり大胆な事をやって
しかもいい結果を出してますね。
百姓の倅から天下人になる人はやはり違います。
ボールペンで書き込みしようとすると、だんだん書けなくなるよねぇ・・・＾＾；
やあ
「・・・かいじんさん、この小説は、そういう事を
言うとるんじゃ、にゃー気がするんだがね(笑)」
そんなくだらないものの開発にも大金をかけられるアメリカの器の大きさを示す逸話かどっちかだな。
秀吉は後者よりな考え・・・・そうかも？と、歴史全然しらない私は素直に思ったです＾＾
ありがとうございました （‿_‿✿）ﾍﾟｺ
に、非常に萌えました(｀・ω・´)ｷﾘッ
５月には、いろいろな出来事があったのね。
五月病のせいかしら？