友達の友達の妹の彼氏から聞いた話
- カテゴリ:日記
- 2012/03/18 17:25:37
都市伝説の正体
宇佐和道
祥伝社新書
「遊園地の人さらい」
「耳たぶから出る白い糸」
「消えた花嫁」
「ペットをレンジでチンしたおばさん」
「ミミズバーガー」
これだけで、だれもが1つや2つは
「もしかして、あの話のこと?」
と思い当たるものがあるだろう。
むしろ、1つもない、という人は、ほとんどいない、と思う。
まことしやかな話として、多くの人に話される「都市伝説」
ウソの話であるが、ウソかホントかの区別は非常に難しい。
冷静に考えれば、おかしな点があったりするケースもあるが、
多くの人に語られたため、話としてのエッセンスが凝縮されて
いて、奇妙な話であっても
「ひょっとしたらあるかもしれない」
と思わせてしまうのだ。
本書では、昔から固有名詞の入れ替えはあっても、何度も
繰り返される「定番」から、その時代の世相から生まれる
「最新版」までの都市伝説が紹介されている。
その中には世界共通で広まっているものもあれば、その国
独自で広まっているものもある。
面白いと思ったのは、それぞれのお国柄、と言っていいの
だろうか、そういったものが垣間見える事。
怖い内容の都市伝説でも、アメリカはストレートな怖がらせ方、
対して日本は因縁話めいている、といった特徴がある。
また、大きな事件が起きた後は、必ずといってもいいほど、
それに関連する都市伝説が広まる。
昔、知り合いと次のような「預言」をした事がある。
「世界的な有名人が急死した場合、次の3つの事を言い出す
人間が必ず現れる。
・陰謀だ、と言い出す人
・預言されていた、と言い出す人
・実は生きていた、と言い出す人」
少し変えるだけで都市伝説にも適用できるかもしれない。
各国での都市伝説の傾向、都市伝説が世相の影響をどのように
受けているか、というのは本書の本筋から離れてしまうが、
こういった点に興味が湧いてきた。
「多くの人に語り継がれている」という点では同じですね。
言われてみれば「喰わず女房」のようなコワイ系の昔話は
設定を少し変えれば、「都市伝説」として通用しそうです。
>ルヒードさん
モンローは知りませんが、「極秘で自分の墓参りをする
ケネディ」というタブロイド版の記事を紹介したものを見た
覚えがあります。
一発ネタだったかもしれませんが。
>よっちさん
話のネタとしては面白いのですが、時々、
「不幸の手紙」(今もあるのでしょうか)
「チェーンメール」
にまでなったりするのが玉にキズですね。
大好物です^^
陰謀と予言は鉄板です!
「日本むかし話」や「民話」になるのかしら?