☆道
- カテゴリ:映画
- 2012/03/23 00:13:04
この映画はフランスの名作「ヘッドライト」のリメイクです。さすがに「ヘッドライト」の方がよかったという声もありますが、なかなかよくできた作品だったと思います。
【スジ】
ベテランの長距離トラック運転手田島精治(仲代達矢)は、仕事柄家に帰らないことが多く、久しぶりに家に帰っても居心地のいいものではなかった。妻の芳子(池内淳子)は生活に疲れ、一人娘の絵里(藤奈津子)は芸能界に入りたがるが精治は反対していた。また、長年の精治の相方の篠塚稔(柴田恭兵)はギャンブル狂で、妻とは別居状態だった。
ところで、鳥取にドライブインさくらがある。マスターの佐倉直吉(若山富三郎)はかつての精治の相方だったが、事故で片脚を失って仕事を変わっていた。そして、精治は今でも事故の原因は自分だったと思っていた。
さくらに寄った精治は、ウェイトレスの小宮和江(藤谷美和子)と出会う。翌日、店を辞めて実家に帰るという和江を精治はトラックに便乗させた。しかし、年下の男と再婚した母親には受け入れられなかったので、精治は和江をさくらに連れ戻した。途中、二人は車の中でどちらからともなく抱き合うのであった。
その後、精治は和江に逢うために鳥取行きの荷を選ぶようになったが、いろいろと事件が起こるようになる。相方の稔は妻に復縁を求めたが断られ、精治は鳥取方面の荷物が途だえがちになり、和江に逢えない日々が続いた。二人は電話でもきつい言い方になるのであったが、そんな時に直吉が和江に結婚を申し込んだ。
そのようなことがあり、和江は上京し、ラブホテルの住み込み従業員になった。一方、精治は離婚を考えてはいたが、なかなか話を切りだせなかった。また、精治は稔と一緒に自営を始めようと話を進めていたのであるが、精治の目の前で稔は交通事故を起して死んでしまう。
結局、精治は和江と別れるのであるが、行き場のなくなった和江は、精治の子を宿したままさくらにもどった。一方、精治は絵里のヌード写真の載った雑誌を偶然見つけ、絵里を叱りとばす。ところが、興奮した絵里は芳子の前で、精治に送られた直吉からの手紙を読みあげた。なんと手紙には和江の妊娠のことが記されていたのであった。
精治はトラックを走らせ、さくらに和江を迎えに行った。そして、雨の夜、車内で苦しむ和江は出血していた。流産であった。精治は急いで救急車を呼んだが間に合わなかった。
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- しゃき
- 2012/03/23 22:49
- 仲代達矢さんと藤谷美和子さんていう組み合わせが、何だか想像つかない。。。
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