(最初)あの頃のおそらくは平穏な日々の一部の3
- カテゴリ:日記
- 2012/03/23 10:07:17
ある日 ウチの友人が他の人2名と顔を突き合わせて 何やら揉めているのを見ました。
血の気の多い友人なので また何か どーでもいいことで言い争いをしているのかと思い よくよく話を聞いてみると「ここらで1番まずいラーメン屋さんはどこか?」で言い争っていたそーなんです、
本当に どーでもいい話でした。
(友人)「こーなったら3件とも回って どこが1番まずいのか白黒つけよーじゃない!」
(他の人A)「ああ 俺の知ってるとこはちょっと驚くまずさだぞ!覚悟しておけっ!」
(他の人B)「イヤ ボクの言った店は そんなビックリする程のまずさでもないし・・・」
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ここらで人物整理しておきます。
(友人)=いつもの人 もう名前つけてあげる気なし
(他の人A)=無駄にアクティブ、とにかく面白そーなことに目がなく 乳幼児並に落ち着きが無い、この落ち着きの無さから恐らくお尻に寄生虫でも飼ってるんじゃないかと思う、いや絶対いる
前世は多分マグロ、止まると死んじゃう生き物だったはず
イタズラとか考えだすのは 大体この人
不良ではないものの学校では超問題児、近所の農家から「田植え前のウチの田んぼで泳がないで下さい」と苦情が来たのは この人が考えた罰ゲームのせい
今後(アッシュ)と仮称させてもらいます。
(他の人B)=常識人で控えめ、ベビーフェイスで背が小さく華奢なので「かわいい」」として女子にも評判○、アッシュとは昔からの友人、性格的にはまったく合わなそーだが 大体一緒に行動していて、軽く手下チックな扱い
女装趣味とか人に言えない秘密を握られてるのでは?ってくらい子犬のよーにアッシュに忠実
ふたりを見ていると つい昔のセブンイレブンのCMの曲に合わせて「子分 親分 いい~身分」と口ずさみたくなる
今後(エイジ)と仮称させてもらいます。
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(アッシュ)「よぅし さっそく3軒とも喰いに行くぞ!まずは(友人)の言った駅向こうの店がから行こう そこが1番近ぇし」
(友人)「さぁ 深冬行くよ」
(ウチ)「えっ・・ウチも参加なの?」
(友人)「だ っ て と も だ ち じ ゃ ん !い っ し ょ に 行 っ て く れ な い の ?」
こんな都合のいい「友だちじゃん!」ってあるでしょうか?もはや「物腰柔らかな脅迫」と受け取って良いレベルです
しぶしぶ3人の後ろに 金魚のう○ちのよーに付いて行くというか 連れて行かれること10分 問題の店につきました
店内は結構 こざっぱりと整頓されていてラーメン屋さんというよりは喫茶店のよーなたたずまいです。
さっそく友人の1番の おススメというか おススメじゃないというかの「醤油ラーメン」を注文しました
注文してわずか5分ほどで4人分のラーメンがテーブルに運ばれてきます
(アッシュ)「やたら早いなぁ・・・・まさかインスタント?」
(友人)「まぁまぁ 一口食べてみてよ」
(アッシュ)ずっ~ずるずる~「あっ 味が無い・・・・」
ウチも食べてみたのですが かすかに醤油の味はあるものの限りなく全ての味が薄いのです、病院食よりはるかに薄味です。
ラーメンなのに限りなくヘルシーな感じです、
お寺の修行僧だってもっと味付けの濃いものを欲しがるはずです
ここでアッシュが「おいおい どこのグルメ番組だよ?」とツッコミを入れたくなるよーな言動を始めます。
(アッシュ)「・・・・・・醤油もだけどダシも恐ろしく効いてない・・・ごくわずかに魚介系の味がするような気もするが・・・例えて言うなら 大鍋に魚を切ったあとのマナイタをぶち込んで長時間煮出した汁に醤油を垂らしたような・・・・・・・それにしても このチャーシューの薄さ・・・・料理人の技術の高さと執念みたいなものを感じる・・・・正直これで客から金を貰おうという主人の意気込みに驚きを禁じ得ない ・・・・・」
お願い!ランキングの川越シェフもびっくりの辛口評価です、もちろんスマイルなんか出るわけがありません
「この店がいかにまずいか?」という番組があったら明日からでもレポーターができそうなくらい完璧なお仕事です
ホンジャマカの石ちゃんには決してできないと思われます
恐らくそんな需要無いけど・・・・・
調理カウンターの中なら おやじさんが恐ろしい目つきでこちらを見ています、アッシュの的確なレポートが聞こえたに違いありません。
それなのに友人が勝ち誇ったよーに大声で
(友人)「ねっねっ言ったでしょ?まずいでしょ?」
と勝利宣言を始めました
もう いっそのこと死んでくれって思います
凶悪犯罪者のような顔に変貌したおやじさんにお金を払い いざ2軒目に・・・・・・・・
(続くのです)