米 対中国戦略で連携、日本に説明
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- 2012/03/25 20:36:12
【ワシントン時事】米国防総省が、軍事力を増大させる中国の脅威を念頭に打ち出した、空軍と海軍の統合作戦戦略「エアシーバトル構想」について、日本の 防衛省に戦略概念と、具体化に当たっての同盟国との連携の重要性を正式に説明していたことが22日、分かった。国防総省筋が明らかにした。
米側 は説明で、自衛隊との情報共有と相互運用性を重視していることを伝えた。国防総省は今後、紛争時に米軍部隊の介入を阻む中国の「接近阻止」作戦への対処 や、対北朝鮮を含めた多層的なミサイル防衛網の構築などについて、具体的な有事のシナリオに基づき、同盟国と協議を進める。
同省は同戦略を予算要求することを踏まえ、アジア太平洋の主要同盟国への説明を開始。日本には1月17日、2月21日と同29日に国防総省で開催された日米協議の中で説明したという。
エアシーバトル戦略をめぐっては、田中直紀防衛相が2月に国会で、「理解しているところではない」と発言し、知識不足を露呈していた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012032300142