ヘルプ
- カテゴリ:映画
- 2012/04/06 18:50:58
キャスリン・ストケットの小説「The Help」を原作としたコメディ・ドラマです。
”Help”とは1860年代における奴隷解放後から
黒人が法律的に平等に扱われるまで使われていた”お手伝いさん”のことです。
本作は白人と黒人の隔離制度が根強く残っていた
1960年代のミシシッピ州ジャクソンを舞台に、
2人のお手伝いさんと若い白人女性の視点を通して、
この時代に人々は何を感じ、何を信じて生活していたのかを描いています。
公民権運動については、学校で習った方もいると思いますが、
現代のアメリカ社会がどんな体験をして生まれたのかを知ることができるでしょう。
公民権運動といってもコメディタッチな描写が多いので、
そんなに構えなくても楽しめますよ^^
少しだけ、予備知識を・・・
1955年にアラバマ州でローザ・パーク氏が初めてバスの白人座席に座ったことで
人種問題への意識が向上した。
1960年代~1970年代前半にKKK(白人至上主義団体)が黒人の暗殺を繰り返した。
1961年にミシシッピ大学へ、初めて黒人の生徒が入学した。
1963年にマーティン・ルーサー・キングJr.牧師がワシントンDCで
「I Have a Dream(私には夢がある)」のスピーチを行った。
1968年に活動が大統領に評価された直後、キング牧師が暗殺された。
このような時代に勇気を出して行動したお手伝いさんと若い白人女性・・・
彼女たちは本を執筆する過程で、彼女たちを隔てるものは何もないこと、
理解しあえることを知ります。
テーマは重たいですが、女性たちの苦悩と芯の強さを爽やかに描いた良作です^^
余談ですが、原作者は白人女性で、舞台であるミシシッピ州ジャクソン出身だそうですよ^^
でも、そこはコメディ・・逆襲もあって非常に痛快ですよ^m^
また、女子力がアップしたと考えましょう^^
後悔しない主義の僕が・・一番しちゃならん後悔の疑似体験したよ・・
映画は色々な世界を疑似体験させてくれますよね^^
やっぱり、研究者としては学ぶことも多いでしょう^m^
おっ、いいですね^^
正直、予備知識がなくても全く問題ありません。
でも、映画のバックを深く理解したいなら知っておいた方がいいだろう、
と思った次第です^^
是非、楽しんで来てくださいね^^
う~ん、実に率直な感想ですね^^
やはり、共感できる作品には映画でなくても勇気が貰えますよね^^
dayamaさんがご紹介下さった豊富な知識をバックに楽しんできますネ^^
感想はのちほど^^b
テーマは重たくてもある意味勇気をもらうことがあります^^