インドがロシアから原子力潜水艦を貸与、正式に配備
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- 2012/04/08 21:14:28
ロシアから貸与された原子力潜水艦「ネルパ」が4日、インド海軍に正式に配備された。インド国産の原子力潜水艦も2012年末に導入予定だが、今回の貸与でインドは「原潜大国」の仲間入りを果たした。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
建造費10億ドルの原子力潜水艦「ネルパ」は12年1月、インドに引き渡された。貸与期間は10年で、リース額は9億ドル以上。インドに引き渡し後、「チャクラ2」に改名した。
インドはかつて旧ソ連時代の原潜をリースしたことがあったが、リース期間が1991年に終わった後、インド軍は通常動力型の原潜15隻しか保有していない。
新しいロシア製原潜の導入によって、インドは21年ぶりに再び世界の原潜大国の仲間入りをし、米国、ロシア、中国、フランス、英国に続き、第6の原潜保有国となった。前世紀に旧ソ連からリースした原潜は海軍の訓練に使用されただけだが、新たに就役した「チャクラ2」は実践に導入され、インド海軍の優位性がさらに強まると期待されている。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0408&f=politics_0408_005.shtml
アクラ型原子力潜水艦は、ロシアの攻撃型原潜で、ロシア名は「シチューカB」といいます。
アクラ2型の原子力潜水艦は1990年代に8隻作られる予定でしたが、ソビエト崩壊のあおり
を受け、5隻作られてた時点で残りの3隻が建造中のまま放置されました。
しかしプーチン政権になってから、インドにリースすることを前提に一隻だけ完成させ、
2007年にインドがリース契約に調印しました。
翌年2008年11月8日、ネルパは試験航海に出ますが日本海で消化システム誤作動
を起こし乗員20名が事故死したため、ネルパは放置されていました。