さくらの精
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/04/12 17:12:56
さくらの花びらの一枚一枚に
花の精がきっといる
風に舞う花の精は
落ちることでその命を失うのだけれど
いったい空を舞っているとき
何を思っているのだろうか
何十万枚
何十億枚
そのなかで
わたしを思ってくれている精はいるのだろうか
空を舞っている瞬間に
少しでも
その瞬間に
少しでも
近所で花見をしてきました
風が吹くと雪のように花びらが降ってきます
歩道には花溜りがいっぱい
服にもディパックにも花びらが落ちてきます
そんなピンク色の雲が
長く長く連なっています
途中にある花屋の色とりどりの花びらが
まるでお菓子のように映ります
魔法ですね
これって
自然、自然って私達の手の届かない所で
動いているのですね
私たちもその中の一部分なんでしょうね
ayu様
そうですね、次の準備
植物を見習わなくてはね
mako様
そんなことはありません
あの可憐な花はあなただったのですね
あまりの美しさに
近寄る事も出来ませんでした
わ~ん~
その花びらにも
きっと
きっと花の精はいると思います
間違って
その花のせいに生まれてきた私は
あなたの笑顔が見たくて
ずっとほほ笑みかけているのに
あなたは気がついてくれないのですね
こっちもむいて欲しいのに
あなたは桜の方ばかりむいてる
にゃ~~
もうすっかり散ってしまいました。
でも、木の中では
もう次の春の準備が始まってるんですよね♪
はらはらと風に舞いながら流れいく花びら達もいいものですね
まるで夢の中に居るように優しくて温かくて懐かしい匂いがします
埋もれるとしたら 白い粉雪か 桜の花びら・・が いいなって思います
さぁ~っと流れて地上に降り立つ花びらの精たち
クルクルと舞いながらきっと世界中の幸せを祈りながら・・なのでしょうか
それとも
いやん ばかぁ~~まだ散りたくないよ~~なんて半べそになりながら最後の最後まで抵抗しつつ
最後は名残惜しげに想いを残しながら手を離して飛び立っていくのでしょうか
ううん きっとね 花びらさんは 時がきたら自然のままにそのままに
想いを残すことなく離れていくのでしょう
自然に抱かれ 時がきたら 花開き 散る ただそれだけ・・その潔さに感動します
心さらさらと ただ流れ流れて いつも幸せ
桜の魔法に 今年もかかっています
舞って散り行く花びらたちに ただ ありがとう~の気持でいっぱいです^^v