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中国牽制し米比が合同軍事演習 日本も初参加


 【シンガポール=青木伸行】米、フィリピン両軍は16日、海洋覇権を拡大する中国への牽制(けんせい)を狙いとする定期合同軍事演習「バリカタン」を開始した。27日まで実施され、大地震を想定した指揮所(図上)演習には、日本やオーストラリアなども初参加した。

 米、フィリピン両政府は、米軍が南西部パラワン島をはじめフィリピン国内の基地を使用し、艦船や航空機、海兵隊を配備することなど、同盟関係を強化する運用策の検討を続けている。一方、南シナ海のスカボロ礁では、中国の海洋監視船とフィリピン海軍の艦船がにらみ合い、緊張が高まった。

 こうした情勢下で始まったバリカタンの実戦訓練の主な舞台は、南シナ海に面したパラワン島周辺海域。中国を念頭に、石油・天然ガスの掘削施設が攻撃され、これを防衛、奪還するという想定だ。米側から艦船、航空機多数、要員約4500人、フィリピンから約2300人が参加する大規模なものとなった。

 指揮所演習はマニラ首都圏の国防省で、首都圏に大地震と津波が発生したという想定。

 中国はバリカタンに反対し、中止を求めてきた。だが、実施されたことで反発を強めることは確実だ。スカボロ礁にはなお、中国の海洋監視船2隻がとどまっている。このためフィリピン海軍報道官は、にらみ合い事件とバリカタンとは「無関係だ」とし、バリカタンがスカボロ礁の情勢に影響を与えることは回避したい、との意向を示唆した。

 一方、マニラ首都圏の米国大使館前では16日、学生が南シナ海の領有権問題への米国の関与と、バリカタンに抗議し、大使館の建物に塗料を投げつけるなどした。世論の一部には「反米軍」の感情が根強い。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120416/plc12041618130015-n1.htm


 

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