石原知事「東京が尖閣守る、文句ありますか」
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- 2012/04/18 21:12:34
【ワシントン=中島健太郎】東京都の石原慎太郎知事は16日午後(日本時間17日未明)、米ワシントンで講演し、日本の固有の領土で中国や台湾が領有権を主張する尖閣諸島(沖縄県石垣市)の一部を都が買い取る意向を表明した。
すでに島を所有する埼玉県の男性の同意を得ており、今年中の取得を目指すという。
都が買い取りを検討しているのは、尖閣諸島で最大の魚釣島と北小島、南小島の3島で、将来的には男性の親族が所有する久場(くば)島の取得も目指す。
知事は講演で、「尖閣諸島は日本の固有の領土で、沖縄返還の時に帰ってきた。(中国が)俺たちのものだと言い出した。とんでもない話だ」と中国側の領有権主張をけん制した。
その上で「本当は国が買い上げたらいいが、びくびくしてやらない」とし、「東京が尖閣諸島を守る。どこの国が嫌がろうと、日本人が日本の国土を守るため島を取得するのに何か文句がありますか」と語った。
石原知事は講演後、報道陣に、沖縄県や石垣市に共同管理を提案する考えも示した。買い取り額については「言えない。そんなに高くはない」と述べるにとどめた。石原知事はワシントンで開かれている全米桜祭りの主催団体から招待を受け、訪米中。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120417-OYT1T00134.htm?from=y24h