Nicotto Town



骨董屋

先日 近所にできた 骨董屋へ 寄ってみた。

俺は 骨董品に詳しい訳ではないし
テレビ番組に出ている有名な方のような
骨董品の目利きなど 到底できる程の 実力はない。

しかし 俺が見る限り 価値のある商品が そろっていたように思う。

骨董屋の主(あるじ)は
初めて会う人であったが 何故か気が合い
2時間ほど 語り合った。


ふたりの話を簡単にまとめれば


骨董品を見分けるのは 
「眼」 であると。
(骨董品を見分ける 人間の目ではなく、
その物が持っている 「力」の事である。

例えば そのお店に置いてあった
鯉の絵が描いてある ガラスの飾り物。

鯉の目が 活き活きとしていて 
今にもガラスから飛び出て 
飛び跳ねそうな、 そんな 勢いがあったのだ。



さて・・・

その中でも 特に 目を引いた商品があった。

しかし

そうは言っても さすがに 即 購入は ためらった。

何故かと理由を言えば

骨董品には 
「過去」が あるのである。

過去の歴史を語らぬ その者たち。

質流れ品なら まだいいのだが・・・・


一日迷ったが

俺の枕元には


二匹の立派な 虎が 描かれている 
金の屏風が 飾られている。




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