Nicotto Town


月ノ宮 音翔+*の まったり喫茶店


Forest Divine spirit 第五章

「ルーン!居たら返事をして!ルーン!」
僕は森の中を彷徨っていた。
ここでちょっと、僕の今までの行動を振り返ってみよう。

戦争は途轍もなく醜く、そして悲しいものだった。
僕も何人かの人を殺してしまった。
誰の命も奪いたくなかった。
お父さんに「人を殺さなかったらお前が死ぬぞ!?」と言われたからだ。
そんな事は分かっていた。
・・・どっちにしろ、ルーンには会えなくなるな。
もし生きて帰ってこれたとしても、僕の手は汚れている。
どんなに洗ってもその汚れは落ちない。
そんな手でルーンに会えるとは思っていなかった。
・・・でも、死ぬよりはマシ、か
この半日間、同じような事を何度も繰り返していたのだ。
ルーンの事を忘れた日は無かったけどね。

今日は久しぶりに家に帰ってこれた。
夕方、僕は空を見上げた。
空は血のように真っ赤に染まっていて、とても不吉な色をしていた。
ルーンもこの空を見てるのかな?
大丈夫、僕は同じ空の下に居るよ
心の中で自分を励ますかのように唱えていた。

そして、その不気味な夕方の日の深夜。
妹のアリスは熟睡していた。
・・・だけど、僕は何故か眠れなかった。
胸騒ぎがしたんだ。
あれこれ考えていたら、家のドアが閉まる音がした。
僕はアリスを起こさないように、そっと窓の外を見る。
丁度お父さんが出かけていったのである。
こんな深夜に何をしに行くんだろう・・・?
最初はそんな程度にしか思って居なかった。

やがて、家のドアが開く音がした。お父さんが帰ってきたのだ。
それをよそに、僕は不信感を抱いていた。
さっきまで暗かったはずの夜が、不自然に明るくなっている気がした。
僕は急いで窓の外を見る。
そこで燃えていたのは・・・
「入らずの森」そう、ルーンがいつも居るあの森だったのだ。

「ルーン・・・!!!」
僕は必死に叫び続ける。
家から森に来るまではかなりの時間がかかった。
お父さんが寝静まる頃を待ち、急いで家を飛び出した。
家から森までの間に何度も転んで、僕の体は傷だらけだった。
しかも、森の中へ入ってから早速火傷をしてしまった。
・・・なんて不運なんだ・・・・;
でも、このまま森を彷徨うわけにはいかない。
このままでは僕が煙を吸って、火傷を負って、倒れてしまう。
ルーンを見つけてからも脱出の体力を温存しなければならなかった。
きっとルーンは動けない。そうなると、頼れるのは僕だけ。
・・・見つかったら、の話だけど。

ルーンの居場所は分かっていた。きっと、共に生まれたあの木を守っているのだろう。
こんな火事に気づかないわけがない。
・・・だけど、そこに行くまでの道が分からなかった。
いつもは目印の木を参考にルーンに会っていた。
しかし、その目印の木は燃えていて、僕が今何処に居るのかすらも分からなくなってしまったのである。
迷ったなんて言ってられなかった。早く・・・ルーンの元へ・・・!!
大丈夫、まだいける・・・!!
体のいたるところから流血しているのに気づかぬフリをして、僕は自分に自己暗示をかけた。

ルーンを探してから約一時間が経過していた。
奥のほうに人影を発見した。
間違いない、あれは・・・ルーンだ!!
僕は足の痛みを忘れ、ルーンの元へ駆け寄った。

「ルーン!ルーン!!!」
ルーンの目は閉ざされていた。
ルーンを抱いて、僕は呼びかける。
「・・・レ・・・・オン・・・・?」
「良かった!無事だったんだね!?」
「な・・・んで・・・ここ・・・に・・・・?」
「細かい説明は後!今はとりあえず、森を出よう!」
ルーンは軽く微笑み、再び目を閉じた。
僕はルーンをおんぶして、来た道を戻ろうと振り返ったその時。
燃えた木が崩れ、来た道が閉ざされてしまっていた。
「・・・っこんな時に・・・!!」
仕方なく、僕は別のルートを歩いて帰る事にした。

ひたすら、歩き続けていた。
ルーンが重い・・・という事では無かったのだが、やはり前半の疲れが出てきていたのである。
僕は一度立ち止まり、息を整えてまた歩き始めようとした。
その時、ふっと僕に覆いかぶさる大きい影。
後ろを振り向くと、そこには炎で燃えて崩れかけた木が目の前に迫ってきていた。
避けきれない・・・っ!!!!
そのまま、意識は途切れた──。


*

再び、目が覚めた。
「・・・いっ・・・・!!」
投げ飛ばされたような痛みが全身を走る。
此処は・・・まだ・・・森?
そうだ、レオン・・・!!!
私はゆっくり起き上がり、辺りを見回す。
そこで私が発見したものは──。
ぐったり倒れているレオンの姿だった。
「・・・ッレオン!?」
私は急いで彼の方向へと向かう。
「レオン!起きて!ねえ!」
反応は、ない。
私は手をレオンの左胸にあててみる。
そして、耳をレオンの鼻のほうへ近づけてみた。
「・・・嘘・・・でしょ・・・・?」
私の目から涙が零れ、レオンの頬を伝う。
・・・レオンの心臓は止まっていて、息もしてなかったのである。

そう、レオンは死んでしまっていたんだ。



 

#日記広場:自作小説

アバター
2012/05/05 10:36
お姉ちゃん>
うへへ・・・死んでしまったよ(
私も大好き!いいよね!!!(
よし、私の服を貸そう。

姫香>
うえーい

私も出てきたよwwwwwwwww獄狼さん人気すぐるwwwwwwwwwwww
カオス^q^
アバター
2012/05/05 10:30
バトンよろしくーww

あの夢ね・・・・。
まさか獄狼さんが出てくるなんてwwwwwwwww
予想外にも程があるwwww
アバター
2012/05/03 20:51
レ、レオンンンンンンンんんんんんんんんんn((
悲しい・・・でも切ない非恋は大好き(空気読め
続きどうなるんだろ・・・全裸待機!\(^o^)/



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