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[シネマトゥデイ映画ニュース] いまだ大惨事渦中の日本、繰り返しテレビに映し出される悲惨な現実を切りとる映像が子どもだけでなく大人の心も時には打ちのめしてしまうほど、映像は絶大なインパクトを持っている。そんなときに一時の気休めかもしれないが、元気の出る映画を観て自分を励ましてみるのはどうだろうか。「映画秘宝6月号」では「負けない! あきらめない! 観れば絶対元気になる不屈の映画150」を特集している。

 映画秘宝では町山智浩、島本和彦、中川翔子、江頭2:50、宇多丸、水道橋博士、玉袋筋太郎、ダイノジ大谷、杉作J太郎、大槻ケンヂ、みうらじゅんら“映画ジャンキー”の著名人が賛同した「観れば絶対に元気が出る不屈の映画150本」を選出。緊急に実施したアンケート、「あなたにとって元気になる映画って?」との問いかけに江頭2:50や、中川翔子が独自の視点で映画を紹介。江頭はアンソニー・ホプキンスが主演した63歳の老人がバイクで世界新記録に挑戦する実話を基にした映画『世界最速のインディアン』を、「リスクを恐れてはいかん、それが生きるってことだ」のセリフにかっこよさを感じ励まされたことを述べ、中川はジャッキー・チェンの『ゴージャス』で笑顔の後にウソのように強くなるジャッキーに「笑顔にならないと何も始まらない」のスピリットに感動、そのすばらしさを讃えている。また、斎藤工や大槻ケンヂ、町山智浩が薦めるのは『ギャラクシー★クエスト』。過激な内容だが復興へのスピリットが感じ取れるかもしれないというコメントには説得力を感じつつも万人受けする映画ではないので取り扱い注意(?)か。

 また緊急アンケートに答えた江頭は、同誌での連載「パニック・イン・エイガ館」で、ある支援を行っていたことが明らかに! 昨年北朝鮮から砲撃を受けた韓国の延坪島に1月に出向き、伊達直人としての活動を行っていたというのである。伊達直人とは、ご存じタイガーマスクの主人公で日本では昨年から伊達直人と名乗る匿名の人物が子どもたちにランドセルを配っていたことは記憶に新しい。江頭は延坪島に支援物資として(なぜか)ランドセルを持参。しかも江頭らしいのは子どもではなく大人に防災リュックとして赤いランドセルをプレゼントしていたらしい。江頭が島の老人から聞き出したところによると砲撃での日本からの援助はNHKしか行っていなかったとのことで、江頭はさっそく自ら持参した赤いランドセルを老人にプレゼントし伊達直人と名乗って感謝されたことが同誌に掲載されている。東日本大震災のときにもいち早く現地に駆けつけたエガちゃん、まさに人々のピンチのときに現れる不屈のヒーロー(?)。

 ほかにも「不屈の映画150」特集には、「問答無用に元気が出る映画」で『少林サッカー』『大脱走』などが紹介されたり、「これが不屈の映画ヒーロー」のコーナーでは、スティーヴ・マックィーンやシュワちゃんの映画など、納得のラインナップが連なるが、植木等の映画ベスト3『ニッポン無責任時代』『日本一のホラ吹き男』『大冒険』が選出されているあたりのセンスはさすがだ。そして特集の最後に何よりもぐっとくるのは、「気合いが入る男泣き名せりふ集」。島本和彦が『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 』の中にあるセリフを引用し「盾が砕かれ、人間の時代が終わる日が来るかもしれない。……だが今日ではない!」この「だが今日ではない」をピックアップ。また、映画秘宝編集部がピックアップした『ファイト・クラブ』の「心配するな。これからはすべて良くなる」も何気ない言葉だが、絶望の淵にいるときにふと小耳に挟むと力がわいてくる言葉の一つだ。(編集部・下村麻美)

 

http://www.cinematoday.jp/page/N0031839

 

さすが!です。





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