バラ
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/05/06 10:21:03
「バラを1本あげましょう
大切な人にあげましょう
お好きな色は何ですか?
香りも一緒にあげましょう」
私の大切な人
それはあなただけ
バラの香りが届くほど
あなたは近くにいないけれど
もしもあなたが側にいたら
香りと色を愛でるのに
あなたは遠い空の下
振り向くことさえないのかも
バラが咲いたら
その花びらを
ふう~と大きい息を吐いて
あなたのもとに飛ばせよう
風に乗る花びらは
きっとあなたのもとへ
窓を開けて下さいな
花びらがそっとはいりこめるように
ステキですね。
香りカゴわしいバラの花。
恋のおぜん立てにはぴったりですね。
これだけあれば いい
バラの花が一本
くっきりと高く
空をめがけて飛び立つ
バラの花があれば
それでいい
紅く燃えよ 燃えよ
何という力強さを
人間に見せているのか
ああ 空高く舞う
あなたのように