Nicotto Town



「ピエタ」 作:大島真寿美


以前本屋大賞のノミネート作品として話題になった時に

面白そうだなって思って図書館で予約していた本が

ようやく手元に届いたので早速読んでいました。

物語は18世紀後半のヴェネチアが舞台となっていて

作曲家のアントニオ・ヴィヴァルディや他にも実在の人物が登場し

また舞台となるピエタ慈善音楽院も実在していることに少し驚きました。

ピエタで育ったエミーリアのもとに恩師であったヴィヴァルディの訃報が届き

物語の幕が開きます。

1枚の楽譜を探すうちに、様々な女性達と出会いを重ね

彼女達の生き様が物語を紡いでいきます。

前半は淡々と、後半はドラマチックに物語が展開していき

思いもかけないところから楽譜が見つかるラスト間際のシーンは

本当に感動的です。

ヴェネチアのカーニバルの賑わいや

ゴンドラから見るヴェネチアの景色などが

まるで目に浮かぶようで、

とても幻想的で絵画的です。

一度しか訪れたことのないヴェネチアですが

生きている間にもう一度訪れてみたいと強く思いました。

そしてヴィヴァルディの曲は「四季」しか知らなかったのですが

この本に出てくる「L'estro armonico」を聴いてみたくなり

You Tubeで探して聴いてみたらとても素敵な曲で

しばらくぶりにクラシックのCDを聴いてみたくなりました♪♪

機会があればぜひ読んでみてください。お薦めの作品です。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120303/bks12030308010002-n1.htm









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