米海軍がシンガポールに戦闘艦を来春配備
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- 2012/05/10 20:31:33
[ワシントン 9日 ロイター] 米海軍は9日、新型戦闘艦1隻を来春から約10カ月にわたり、シンガポールに配備する方針を発表した。南シナ海の領有権をめぐり、近隣諸国との間で衝突が続いている中国をけん制する狙いもあるとみられ、同海域で緊張が強まる可能性もある。
シンガポールに配備されるのは沿岸海域戦闘艦(LCS)の「フリーダム」。将来的には最大4隻の同艦をローテーション配備する方針だという。
シンガポールはインド洋と太平洋を結ぶマラッカ海峡に近く、戦略的に重要な場所となっている。同国のウン国防相と米国のパネッタ国防長官は先月ワシントンで会談を行い、米国はアジア太平洋地域を重視し、同地域のパートナー国への訓練などを強化することで合意した。
オバマ米大統領は昨年、アジア太平洋地域を最重視する方針を発表し、これを受けて国防総省はアジアを念頭に置いた新国防戦略を発表している。
http://jp.reuters.com/article/jpUSpolitics/idJPTYE84903T20120510
LCS(Littoral combat ship:沿海域戦闘艦)はアメリカが2008年から使用している
最新型の戦闘艦です。
ミサイル巡洋艦とミサイル駆逐艦の技術を合わせて、戦闘力を上げ沿岸域の主力
として活躍するように設計されていますが、最も高い能力を発揮するのはネットワーク
中心の戦いとされ、データリンク機能が大幅に増強されている模様です。