Nicotto Town


テスト公開


コンゴ東部で戦闘激化


 アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)東部の北キブ州で4月下旬以降、政府軍と反乱軍の戦闘が激化、約4万人が難民として周辺国に脱出する事態となっている。戦闘は希少なマウンテンゴリラが生息するビルンガ国立公園の周辺に及んでおり、影響が懸念されている。

 現地からの報道によると、反乱軍は2007年から09年まで東部で政府軍と対立した元反政府勢力、人民防衛国民会議(CNDP)出身の兵士らで数百人規模。CNDP元幹部のヌタガンダ将軍が率いているとされる。

 コンゴ東部は鉱物資源が豊富で、1990年代の内戦は資源利権も絡んで国際紛争に発展、数百万人が死亡した。国際刑事裁判所(ICC)は06年、内戦時の戦争犯罪で同将軍の逮捕状を出した。ただ和平推進を優先したコンゴ政府は、政府軍に加わった同将軍を逮捕してこなかった。

 今年4月に政府軍から離反した反乱軍側は、政府軍内での待遇に対する不満を主張する。一方、国際人権監視団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、反乱軍が4月以降、子ども約150人を強制的に徴兵したと非難。国連によると、戦闘の影響で4月下旬からウガンダに3万人以上、ルワンダに8200人以上が新たに逃れ、難民となった。

 ビルンガ国立公園によると、同公園には世界に約790頭しかいないマウンテンゴリラが約200頭生息。ただ治安悪化で一時閉鎖され、保護活動も休止状態という。ヌタガンダ将軍は公園に潜伏しているともいわれている。

 同公園の担当者はDPA通信に対し「反乱軍が去るまで仕事ができない」と嘆いた。


http://www.sanspo.com/geino/news/20120523/tro12052318050002-n1.html



コンゴ民主共和国は東にコンゴ共和国のある資源の豊かな国です。

地下資源に恵まれるものの、1990年代の内戦などでインフラは破壊され、

経済は壊滅状態となっており、世界最貧国の1つとなっています。


自国の反政府勢力、人民防衛国民会議は2004年に政府軍から離脱したツチ族を中心

とする武装勢力です。

2008年1月に他の武装勢力と共に停戦合意したものの、8月から再度戦闘を開始、

コンゴ民主共和国からルワンダ共和国に25万人が避難する等の事態になっています。

 

#日記広場:ニュース




月別アーカイブ

2025

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.