出かけようとしたら玄関の前でGとエンカウントしました。

ちなみにGとは、

読●巨人軍ではありません。
ジャイアンではありません。
G-sh●ckではありません。
万引きGメンではありません。万引きしてません。

あの虫です。

玄関を出た瞬間Gスカウターがすぐさま起動

「こいつ・・・・意外と、デカいッ！！」

自分のHPはいつでも3。
万年瀕死に定評のある自分には勝ち目はないと判断し、
ひとまず家の中へ撤退し、作戦を練ることにしました。

玄関を閉める。
さっきまでいた我が家の空気は心なしか変わっていた。
聞こえるのは自分自身の荒い呼吸。

このままでは家の中まで侵入される可能性がある。
そうなればGは仲間を作り、やがて我が家は制圧されてしまう。
どうにかしなければッ！

そこで目に飛び込んできたのが・・・・
伝説の聖剣「ゴ●ジェット」！！



絶望の中に差し込む一筋の光を見た。



すぐさまゴ●キジェットを手にして外へ飛び出す。
そしてGに噴射口を向ける。



しかし、その手は震えていた。



今この指を引けば確実にGは仕留められる。
しかし、このGにも「命」はある。

どこかの誰かが「命は皆平等だ」と言っていた。

果たして人間にこのGを殺す権利はあるのだろうか？

しかし、この世は弱肉強食である。
今もアフリカでは一つの命の為に他の命が犠牲になっている。

迷うことはできない、この世は食うか食われるかだ。




僕は涙を拭い、

震える手を抑え、

意を決し、

その指で・・・・・・




ゴ●ジェットを噴射した。





ﾌﾟｼｭｰ




僕は戸締りをしっかりし、平和が訪れた我が家を後にした。



-FIN-




ｺﾞ●ﾌﾞﾘｷﾗｲ。