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ネパール:政府軍への編入進まず


 【カトマンズ杉尾直哉】ネパール共産党毛沢東主義派(毛派)の「人民解放軍」第2師団司令官のシュク・バハドゥル・ロカ氏(43)が毎日新聞の取材に応じた。主要政党は昨年11月、人民解放軍の政府軍編入で合意したが、ロカ氏は「政府軍側は我々を対等に扱おうとせず、編入作業が全く進んでいない」と不満を訴えた。

 毛派は王制打倒を訴えて96年から武装闘争を展開、06年の包括和平協定調印に伴い10年間に及ぶ武装闘争の終結を宣言した。昨年11月の政党間合意では、人民解放軍の兵士約1万9000人のうち、6500人を政府軍に編入し、残りは最高約80万円の支援金を与えて社会復帰させることになった。

 しかし、ロカ氏によると、人民解放軍兵は政府軍内で低い階級しか与えられず、実際に編入を望んでいるのは約3000人に過ぎないという。「最低でも大佐」を要求しているロカ氏自身も、政府軍側が要求を認めないため、編入を留保している。人民解放軍は現在も解散しておらず、ロカ氏は解放軍内のコードネーム「サラド司令官」を名乗り続けている。


http://mainichi.jp/select/news/20120528k0000m030053000c.html



ネパール共産党毛沢東主義派は1995年に出来た武装組織です。

1990年、ネパールでは政党と国民の民主化運動によりビレンドラ国王によって事実上の

絶対王政が廃止され、実質的な立憲君主制が採用されたのいですが、民主政治への

急速な転換は課題が多く、政治は混乱を続けました。

その際、地下政党であったネパール共産党が集結分裂を繰り返し、武装闘争を始め

ネパール共産党毛沢東主義派と名乗って、ネパールとインドの不平等条約の撤廃、

ネパール・インドの国境のコントロール、新憲法の制定国王・王族のすべての特権の廃止、

軍などの文民統制、ヒンドゥー教国教の廃止、カースト制に伴う差別の廃止等を要求して

います。

 

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