ドラマ【平清盛】【ATARU】
- カテゴリ:テレビ
- 2012/05/28 13:58:05
【あらすじ】ついに世に言う保元の乱が勃発。後白河天皇方には平清盛以下300騎、源義朝以下200騎などが陣をおく高松殿に集結。同じころ源為義ら源氏勢や、平忠正とその一党は崇徳上皇がいる白河北殿に入った。義朝は死ぬ覚悟で戦う自分に今すぐ昇殿を認めろと主張、指揮をつかさどる信西は血気盛んな義朝にすぐさま昇殿と軍議への列座を認めた。そんな義朝に清盛は対抗心を燃やす。藤原忠実は宇治にて、長男・忠通は天皇方、次男・頼長は上皇方に分かれて戦うことに、悲痛な思いを感じていた。 【あらすじ】舞子と沢がチョコザイを連れ、コインランドリーで洗濯をしていたところ、2発の銃声が響く。それを聞いたチョコザイはM37とつぶやく。M37は制服警官が使う銃で、近くに交番があることを思い出した舞子たちは、交番に向かう。途中沢は、かつての上司だった福留を見かけるが、急いでいたので気に留めなかった。舞子たちは交番の2階で駐在の和田が撃たれて死んでいるのを発見。傷跡を見たチョコザイは、30cm以上離れた場所から撃たれたと告げる。しかし鑑識の結果、硝煙反応や拳銃に残された弾の数から、自殺の可能性が高いという。
【感想】今回の保元の乱は、保元物語を元に、主に主人公の周囲をクローズアップして作られたもののようです。保元物語自体は、為朝の活躍が主体だそうですので。為朝が義朝のことを兄者と呼ぶたびに、すごい違和感がw オマエ一回り以上年上だろとw 確かにあの強面は猛者を演じるにはぴったりですけどね。射た矢が1人を貫通して後ろの人間に当たったというのも、実際に書かれているそうですね。事実かどうかまではわかりませんが。てか、矢ってそもそもそういうことができる構造だっけ? 矢羽とかが邪魔になって貫通するのは難しいと思うんですけどね。素人考えですかね。まぁこの時代の文書に載っているからといって、事実とは限りませんけどね~。主人公サイドの動向も、都合の悪い部分までは描いてませんでしたしw 逃げ惑う頼長がオウムのカゴを持って逃げていたのは面白かったですねw 最後には放り出してしまいましたが…。あのオウム、どうなったのか気になってしまいました。今後またどこかで出てくれるといいのですが。後白河も信西も清盛も、今回は迫力たっぷりでしたね~。特に清盛は武士らしい、いい表情をするようになりました。最初っからこうならなぁ(;´Д`) 納得いかないところもあったりはしますが、基本的にあまりやらない時代なのでストーリーそのものが面白いし、私は結構楽しんで見てるんですけどね。視聴率はついてきませんね。
【感想】今回は、初めて櫻井の真骨頂と言える本でしたね。チョコザイという異質な存在や、数々のおちゃらけた演出、ある意味衝撃的とも言える沢の過去など、様々な色とニオイのオブラートでくるんでありましたが、事件の構造自体は実に櫻井らしい、ずっぽり社会派の内容でした。見応えあったんですけどね~、実はこの話、やはり櫻井の筆による相棒の神回と名高い「警官殺し」によく似ているんです。自殺の動機が、あちらは老女とぶつかって死なせてしまったこと、こちらはパワハラで悩んでいたこと、他殺に見せかけなければならなかった理由が、あちらは上層部に真実を口止めされたこと、こちらは残された家族のことを考えて、と、細部ではいろいろ違いもありましたけどね。一番違うのは、相棒では他殺に偽装された自殺を暴くというものでしたが、ATARUでは他殺の偽装を警察がもみ消して自殺と断定したところです。警察としては、最後に福留が和田に送ったメールを見て真相に気づいていたので、自殺として発表するのは何ら問題はないという判断だったんでしょうね。下手にほじくりかえして、和田に対するパワハラが明るみに出てはまずいと。事件自体は非常に鬱な回だったのですが、最後に遺族としての言葉を福留に向かって舞子に言わせたのが、救いとまではいかないけれど、脚本家のメッセージとして視聴者に届いたと思います。あれがなきゃドツボにハマりそうな内容ですよ。沢の過去は本当に強烈でしたけどね~w あの強烈な部分はほとんど演出だと思うんですよね。多分本に書かれてたのは、福留が沢にメガネやめたんだなって言ったところくらいだと思います。それが容疑者を捕まえる時に、まったくセリフなしで何故沢がメガネをやめたかを説明してましたよね。うまい演出だと思います。そしてあの髪型…。あれは一体…w 金田一少年のようなシッポはともかく、頭頂部ジグザグに禿げてませんでしたか!? てことは、今の沢の髪は…(;^ω^)ただ組織の上に乗っかってるだけなら、ヅラと一緒っすよ!って誰かに言われそうだなw あとなんか渥見がムダにかっこよかったような。犬飼は髪がふさふさでしたねw 犬飼と言えば、前回の最後にあんだけ派手に拉致されといて、今回は全然出番がありませんでしたね。つか、言葉遣いが変わったと言われてましたが、本当に戻ってきた犬飼は本人なんでしょうか…。一緒に拉致された女の子はどうなったの? 何故チョコザイはラリーと密かに会ってるんだろう? ラリーがチョコザイを泳がせている理由は? などといろんな疑問が湧いてきました。そんでもって、自殺した警官に神保さん、沢の昔の上司に升毅など、キャスティングも絶妙でしたね。今回もチョコザイがあまり目立たなかったけど、その他の部分が上出来だったからいいや。
ドラマの雰囲気だけでなくキャスティングの好みも似ていますよね。
ちょっとした警視庁の中や路上のシーンに、当麻や瀬文だけでなく、
相棒や踊る捜査線などのキャラクター(もちろん偽者ですが)がチラッと出てるんですが、
ご存知でしたか?
私はSPECの映画、見に行きたかったんですが、諸事情でDVD待ちですわ。
うまいことつなげましたね!
さすが、ドラマ通のmiumiu様。。。
あの時の北村、ドラマではラスト凍ってましたが(で、いいのかしら?)その後気になります。
映画館に行く程でもないし(失礼w)、miu様のこのたとえで気になり始めてしまいましたよぉ~(^m^
今回のストーリー本購入してみようかしらw
それを崩したのが源義経だというのは有名な話。
小さい頃から寺に預けられていたため、武士としての戦い方を知らなかったと言われてますね。
昨年の江と同じく、若い時代にあまり子供っぽいのが、避けられた原因かもしれないですね。
江と違って清盛は少しずつ成長してるんですけどね。
あと、ドラマチックにしようとして、全体的に見ると齟齬が発生している脚本も、
ウケが悪かった原因かもしれませんね。史実には結構忠実だと思うのですが。
たまにとんでもない史実無視もありますけどねw
久しぶりにみた気がして新鮮で面白かったです^^
為朝の豪胆さはホント活劇してましたねーw
義朝の正妻の由良姫が常盤御前といたわりあうシーンなどもしみじみと良かったですし
主な登場人物の人間関係は丁寧にかかれていて良いドラマだと思うのですが
視聴率だけは残念ですね:;