Nicotto Town



光の指で触れよ 池澤夏樹


主人公の家庭の崩壊と再生を舞台に

エネルギー

オーガニック

無貨幣経済

現代社会の抱える 歪みについて

文学者が語る

そういう物語

父は 風力発電の研究をして そのジャンルの会社に就職

エンジニアとして生活

妻は 省エネ機器の会社に

子供が生まれて 仕事を捨てた

二人目に女の子が生まれて

家族はとても仲良く 平和な暮らしだったのに

ある日 夫が 恋をしていることに気がついた

それが耐えられなくて 娘をつれて飛び出した。

そういった舞台背景の中で

エネルギーのこと

発電の方法はいろいろあるけど

つぎこんだエネルギーに対する 得られるエネルギーの対比

火力は 1.5  原子炉は 4.5

風力は 45

なんといっても 燃料代がただというのが大きい

最初に設備投資したら あとは保守点検の費用だけ。

オーガニックとパーマカルチャー

オーガニックとは 簡単に言うと 無農薬農業

パーマカルチャーとは 自給自足

農業を金銭の収入源として営業するには

一種類の作物を作るほうが 効率がいい

だけど それは 商業主義に取り込まれて

農薬 殺虫剤 除草剤 大型機械

そして 遺伝子組み換え

経済効率ばかり追求されて おいしくて安全なものとは言えない

モノカルチャーになってしまった

それに対するのが パーマカルチャー

自分が食べるものを食べられるだけ生産して消費する

だから耕作地を細かくわけて

多品種少量生産

もちろん 農薬も 殺虫剤も使わない

その土地にあるものから作り出し その土地に返す。

堆肥とは そういうこと

トマトとトマトのあいだには 虫が嫌いな植物を植える。

そうすることで 殺虫剤は使わない

なにより 市場に出すわけじゃないから

形など 関係ない おいしかったらそれでいいの

そういった形を 個人で営む人もいるけど

ヨーロッパには コミュニティーという小さな社会がたくさんある

宗教色の濃いもの

宗教色はなくて エコロジーがメインのもの

スピリチュアルだけど宗教ではないもの

いろいろなコミュニティーがある

そこには ずっとそこに定住している人と

一時的に滞在している人も

仕事を手伝うことで 食費 宿泊費を免除されるということで

貧乏旅行の宿舎として利用するだけの人もいて

閉鎖的な空間ではないみたい

妻と娘は オランダに近いフランスにある コミュニティーで

しばらく生活してみた

なかなか快適な暮らしだった。

妻は レイキができる

レイキって ニコットではじめて聞いた言葉

なんかスピリチュアル系のことかと思って 敬遠してたけど

手をあてることで 気を送る みたいなこと

まあ 科学的に説明できる程度の 暗示的なものかな

気を送るなんていうと 私は そんな非科学的なもの

ゴミ箱に放り込んじゃうけど

プラシーボ効果的なというか 心に作用するものですね

だから 効く人と 効かない人がいる

で 妻は そこで少し その レイキを施療したり

すると スコットランドに 

ここよりスビリチュアル系のコミュニティーがあるから

そっちに行ってみたら と言われて

娘を連れて 行ってみた。

そこで パーマカルチャーと出会う

コミュニティーの外にも 似た暮らしをしてる人が多く

その中の一人

貨幣経済から離れた暮らしを 

パーマカルチャーで 実現してる

平坦な一枚の土地ではなく 自然のままの ゆるやかな傾斜

そこに 気候の変化を作る

大きな岩があると 太陽熱を蓄熱して そのまわりは夜でも暖かい

よく日のあたる部分と 建物の陰

小さな気候の変化を利用して 作物を配分する

シュタイナー学校

娘が学齢になったら どうしようかと考えていた

日本の学校では きっとはみだしてしまう

個性の尊重だとか ときどき声にする人がいるけど

基本的には 企業に都合の良い人員の大量生産をする

それが 日本の学校

そういう学校を作るのが 日本の政治

そこでは 一番大切なことは 「みんなと同じ」

子供を入れると 型に入れて 着色して 熱を加えて硬化して

均一の製品にする

産業界が必要とする人材を用意するのが教育。

違う色をしていると いじめられる 除外される

シュタイナーは

人は育てるものじゃない 自ら育つものだ

それに手を貸すだけ

知識を詰め込むのじゃなく 知れたいことを自分で探しに行く

失敗したら やり直せばいい

競争するのではなく 協力することが多い

娘を この学校に入れることにした

この本は 2005年から2006年に新聞に連載されてた

現代社会の問題をほぼ同時進行で書いてる物語。

シュタイナー学校は

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2012/05/30 02:16
美緒の場合
会社で好きな人ができた。好きですと告白しても なにも起こらなかった。そのまま三年待った。
待たなければいけなかったのは その人に家庭があったから。
偶然がチャンスをくれて 雷雨も味方してくれて 車の中で ずぶぬれのまま抱きついた。
秘密の楽しい日々が始まった.恋に夢中だつたすばらしい時期。




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