Nicotto Town


おうむたんの毒舌日記とぼうぼうのぼやき


呪縛の家その17 加奈子21才~姉との対決(2)

加奈子は、結婚した舞子からの電話もメールもまったくとらなくなった。
「誰もいらない」
加奈子は家に話しかけた。すべてを見てきた家は黙って加奈子を包み込んだ。
赤いペンキの中に横たわるとなぜか心が落ち着いた。家と一体化する感覚が心地良かった。
さらに家と繋がりたくなると、赤いペンキをネットで購入しては部屋の中にペンキの中に横になり、腕を浅く切って流れる血を赤いペンキの上に置いた。静かだった。嘆きも悲しみもない、穏やかな時間が流れた。

電話に出なくなってから、舞子から手紙がくるようになった。
「偽善者」
加奈子は舞子の手紙につぶやいた。手紙がくると心が乱れた。落ち着きたくてまた赤い海に横たわった。
孤独の中で自分が少しづつ壊れていくのを感じながら、それで良かった。

それなのに、そう思えるようになったのに、あの女は人の心を踏みにじるようにこの家に戻ってきたのだ。許せなかった。勝手に逃亡しておいて、今更加奈子を心配して戻ってきたという。殉教者づらした偽善ー加奈子には舞子の行動に吐き気がした。そして、そんなに偽善者ぶりたいなら、『殉教者ごっこ』で遊ぼうか。
そして加奈子は舞子を寝せ、目覚めそうになると舞子に飲めないお酒を飲ませた。加奈子にとってそれは単なる『殉教者ごっこ』という遊びなだけであったのだ。

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2012/06/03 21:55
>トシraudさん
お祖母様とダースベーダーは切り離してください(^^;;

コメントいつも感謝です^^
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2012/06/03 21:14
と、、、そこにはダースベイダー化したお婆様は関係ないのか?・・・どんどんヒネリが加えられてくwww



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