オカルトな夢を見ました 後編
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/03 14:48:15
階段を昇っていく度に 仲間が次々と諦めて消えていった。
自分の身体が老いていくのがわかった。
時計をもっていないので、
あれから何時間経過しているのかわからない。
もはや何年後の未来が分かるのか頭がついていけない。
視界がかすみ自分の息切れする音しか聞こえない。
自分はもうここで限界なのか・・・
「ごめん。自分はもうここで限界みたい。だからここでもう抜け・・・」
リタイア宣言をしようと後ろへ振り向いたらもう誰もいなかった。
上の階へあがろうと必死で仲間の声に気がつくことができなかったのだ。
皆は納得する将来を見ることができるのか・・・
仲間を気にかけながら、
各階にある未来が分かる部屋に初めてドアノブを握り中に入ってみた。
部屋の中にはシアタールームになっていた。
椅子とテーブルが並び、壁には大きなスクリーンが設置してある。
重い腰をゆっくりと椅子に腰掛け、
一息つくと 突然スクリーンに白・黒の映像が流れていった。
最初に映ったのは女優になりたいといっていた仲間。
どこか古い建物で子供達と楽しそうに踊っている。
仲間と子供達は汚れた服を着ていて貧しそうに見えたが、
仲間達と子供達は楽しそうに笑っていた。
そうかこれが彼女の将来なのか・・・
次に映ったのは将来結婚するといっていた仲間。
古い映画館に座っていて居眠りをしている。
その横では一緒に塔へ昇った仲間が
ちょっと困ったように居眠りしている仲間を見つめていた。
そうかこの二人は夫婦になったのか・・・
大統領になるといっていた仲間
公園のベンチに座り懐から取り出したパンを小さくちぎり
ベンチと向かい合う湖へ向かって投げた。
どこからともなくカモが現れてパンのくずを競うように食べる。
この光景を見てとても楽しそうにしていた。
やはり大統領にはなれなかったが有意義な日常を過ごしているみたいだ。
次々と仲間の将来がスクリーンに映っていき
ようやく自分の番が登場した。
どこかの薄暗い部屋で気持ちよさそうに自分は眠っている。
それだけ。
なんかもうくたびれた。
結局自分はあれだけ自分の将来の最後が知りたくて頑張ったのに
たった数十秒で終わってしまった。
もはや無気力な状態になってしまい
疲れが残って体が思い。
ここまで頑張ったのだから
このまますぐ帰るのではなく
ちょっとここで休憩するために仮眠をとってみようか。
ゆっくりと目を閉じて夢の世界へ入る。
そして自分はもう目を開けて動くことはなかった・・・
* * * *
以上でございます。
ここまで長い文章みてくれてありがとうございました。
こんな濃い内容の夢を見てしまったので
寝ているのに寝た感覚がなく
朝、目を覚ました途端疲れました(笑)
またまた印象の強い夢をみたら紹介したいと思います。
以上
む~ぎ~わあら~ぼうし~♪
どこ~いい~たあ~♪
田んぼの蛙~どこ~いいたあ~♪
それでも~待ってる~夏休み~~♪
夏休み、覚えてる??
どうかな?
泣けました!
何回見ても、面白いね!
迷惑でしたらすいません^^;
覚めることのない眠りにおちる自分の姿を見たんですね。。。
なんだか儚いけど、仲間の中では一番力強く生きてた気がします^^
素敵です!
真夏じゃないですか!!
すごいね!
説明をスクロールして、最後の方で
アイテムもらえるよ!
え!と思うぐらい、
美味しいですよ????
ミノリンまだなんです!
どうしよう????
あぶないところでした。。。
意味深な夢って見たこと無いよ。(はっきりいって、即忘れちゃってる)
また、たのしみにしてま~す。
支離滅裂のようでいて
しっかりと筋が通ってる感じで
いろいろ考えさせられます
学者の人に
解説してほしいです
残念!
最後の仲間たちの未来を見れるところがよかった。
大統領の人とか、結婚のとか、本当に小説でありそうな夢ですね。
夢ってあなどれないよね、
夢から得たことで漫画のストーリーを作った人見たことあるし、
あのジョン・レノンも、夢の中で知らない曲が流れたそうなんだけれど、
調べてみても同じ局が存在しなかったので、その曲発表したりだとか。
私はなんだかわからないけれど、命が危ないような夢ばかりみて、起きたらずーんとなることが多いです。
どういうことなんだろうな、また調べてみようと思います。
私の夢は場面がポンポン飛ぶので、
一本のストーリーになりそうにないですわ~(;うД`)
最近の印象に残っている夢は
卒業して10年以上経つというのに、
「やべぇっΣ(゚д゚;) 宿題全然終わってない!」
という夢ですねぇ・・・^^;
しかも、次の瞬間には会社で仕事しているという・・・
もしかして・・・・・
怖いですね・・・
老人になった彼らも、下に降りれば元に戻った
ということでしょうか
しかし、上の階で居眠りをした”私”は
元に戻れなかったのでしょうか
少し気になりますね
これだけでも、短編小説となるのではないでしょうか
面白いお話しですね^^
以前夢日記を付けようとしましたが、3日坊主に…w
最初ドルアーガの塔みたいだった!