Nicotto Town



「親」が語る、はやぶさ君

小惑星探査機はやぶさ
 「玉手箱」は開かれた
  川口淳一郎
   中公新書


いまさら、と言われるかもしれないが
小惑星探査機「はやぶさ」の誕生から
帰還までを描いたもの。

同じような本は何冊か読んでいるが、
プロジェクトマネージャであった川口
教授が著者だったので、思わず手に
取った。

偶然だが、この本を読み終わった翌日、
「”はやぶさ2”製造開始」
という記事が新聞に掲載されていた。

全ページカラーなので、新書にしては
定価がお高め。

面白いのは奇数ページ左下欄外に
地球、火星、イトカワ、はやぶさの軌道の
簡略図がついており、打上げから帰還
までの軌道がパラパラマンガのように
見る事ができる点。

これまでに読んだ「はやぶさ」本はカプセル
の帰還までだったが、この本は、それらより
後から出版されているので、カプセル内に
イトカワの微粒子が発見された部分について
も書かれている。
当事者だから敢えて、そのようにしているのか、
全体的に事実を淡々と述べている印象だ。

が、さすがに「はやぶさ」の最後とイトカワの
微粒子発見の部分では、行間から感情が
滲み出ているように思える。

最後の章末に書かれた一首が多くを物語って
いる。
「わくせいの
  いにしえかたる
    たまてばこ
  ながきかんなん
   いまぞかなえり」

「はやぶさ2」のプロジェクト(2014年に打ち上げ
予定)が順調に進む事を願う。

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2012/06/10 11:50
>チェリなの★さん
先日、「はやぶさ2製造開始」という新聞記事を読みました。
「はやぶさ」の時の反省点を踏まえて、改良されている、と書いてありました。
「イトカワ」も「はやぶさ」が向かってから名前を付けたそうで、それまでは識別番号しかなかったらしいですね。
今度は、どんな名前になるのでしょう。
(↑気が早すぎる)

>カトリーヌさん
新聞記事にもありましたが、今度はドラマになるような展開にならないで欲しいですね。

予算の無駄遣いをなくす、という掛け声がかかると、よく短期的な課題と長期的な課題が同列に論じられてしまったりするので、「2番ではいけないんですか?」とか言い出す人が出てこないのを祈ります。
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2012/06/10 10:31
はやぶさ2、今度はイオンエンジン故障しないで、
無事、帰って来てほしいものです。
仕分けの対象にしないでほしいわ・・。

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2012/06/09 23:04
先週の講演会での話
はやぶさ2は イトカワと同じような距離のところにいくそうです。
まだ、惑星に名前はついてないって言ってました。
イオンエンジンはさらにパワーアップしているそうです^^



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