河骨と半化粧(神代植物公園)
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2012/06/11 01:57:21
今日は晴れたので、神代植物公園にいってきた。多分薔薇が盛りだろうと。
森の緑がちょうどいい色だ。深緑よりもずいぶんと落ち着いている。
雲の多い空。薔薇園では色とりどりの薔薇。
だが、薔薇にはべつにどうという感想もなかった。
人の手がはいりすぎている気がするのかもしれない。
四角い花壇に薔薇が植わって、中央には噴水。おおくの薔薇園で見られるタイプ。
多分、それがなんとなくしっくりとこないのだ。
画一的すぎて、人工的すぎる。
それよりも、すぐ隣の、
森っぽい路の脇に色づきはじめた紫陽花のほうがいい。
薔薇のアイスを食べる。
匂いが薔薇、そしてピンク色。
池には睡蓮。ちょうど花が盛りかもしれない。
モネの睡蓮を思い出すのはいつものことだ。
わたしは水が好きだから睡蓮が好きなのだろうか。
舟のようなちいさなピンク色の花を亀や鯉がゆらす。
池には雲の多い空が映る。そして木々が。
映った木々の間に睡蓮の葉、そして花。
影と実体が美しく重なり合う。
神代植物園を一旦出て、深大寺門前を通って水生植物園へ。
ちなみに元は両方の植物園とも深大寺の敷地だったらしい。
水生植物園は、無料区域なので、
神代植物園を出るときに再入場用にスタンプを押してもらう。
水生植物園は、はなしょうぶがほぼ見ごろだった。
湧水からひきこんだ水がながれているらしい。
小さな細長い池にコウホネが咲いていた。黄色いのが殆どだが、たまに赤いコウホネも。
河骨と書く。
地下茎が骨に似ているから。
わたしはこの名前につられて、なのだろう。花が好きだった。
ひさしぶりに咲いているところが見れてうれしい。
赤いコウホネははじめて見た。
河の骨に赤い花。ぞっとするほど見とれてしまう。
面したすぐ近くの湿性地にハンゲショウ。一番上の葉っぱが半ば化粧をしたふうに
白くなるのでこの名がある。
河の骨の近くに半化粧。
やはり、どこか、草迷宮だ。
シオカラトンボ、池から頭だけ出して、甲羅部分は水中にして、そのまま動かない亀たち。あれは寝ているのだろうか?
トカゲがいた。尾っぽだけ色がちがう。たぶん切ったものがまた生えてきたからなのだ。
田んぼもあった。あとでしらべたら、コシヒカリをつくっているらしい。
また深大寺の門前を…。すこしだけ店を散策。蕎麦屋、植木屋、団子屋。
あちこちに池。そして紫陽花。北鎌倉のようだなとちらと思う。
植木屋には、ホタルブクロが売られていた。去年、行燈作りの朝顔を買った店だ。ホタルブクロ…好きな花なので、欲しいと思ったが、ベランダに置くスペースがもうない。それに以前からせてしまったことがある…。後ろ髪ひかれつつ、買わずに、また神代植物園に戻る。
そんなに日射しは感じられなかったのだけれど、おもいのほか太陽が出ていたようだ。
少し日に焼けたみたいだ。そして少しの頭痛。
梅雨の晴れ間、なのだろうか。雨雲がまたひろがってきた。