ドラマ【平清盛】【ATARU】
- カテゴリ:テレビ
- 2012/06/11 11:02:22
【あらすじ】信西は清盛に忠正の処分は死罪だと告げる。動揺して必死にあらがう清盛だが信西には通じない。清盛は平氏の後ろ盾となってくれていた藤原家成の息子・成親にとりなしを頼むが、成親は泣きながら自分の力では無理だと断る。しかし清盛が出ていくと、その目には涙ひとつなかった。信西の仕打ちは源氏に対しても同じだった。信西は義朝に、為義や弟たちが死罪だと告げた。必死に許しをこう義朝に信西は、清盛は今後のことを考えて叔父を斬ると伝えた。 【あらすじ】舞子と沢はチョコザイことアタルを連れ、アタルの両親がいる八王子の猪口家を訪ねた。猪口は地元の開業医で、アタルをラリーに預けてからは、毎年アメリカに会いに行っていたという。しかし、10年ぶりに会うというアタルと母のゆり子の間には、実の母子とは思えないよそよそしさが感じられた。そんな時、沢の携帯に八王子の雑木林で幼児の遺体がみつかったという連絡が入った。すぐに現場に駆けつけ、野崎から報告を受けた沢は、遺体に無数の痣や傷があることから、ただの事故死ではないと感じた。
【感想】思った通り、今回は忠正と為義の斬首を1回かけて丹念に描いてましたね。他のエピソードも交えるかと思いきや、最後にあった後白河天皇が開いた宴くらいでした。何故信西が保元の乱で敗れた武士たちに、数百年もの間廃れていた死罪という罰を与えたのかと思っていましたが、なるほど、忠正はついでで、摂関家に加勢していた為義を葬るためでしたか。史料の中には、元々清盛と仲がよくなかった忠正を、信西と諮った清盛が自ら斬首することで、義朝も実の父に手をかけざるを得ない状況を作り出したと書いてあるものもあるそうです。ドラマでは忠正と為義の処刑が同日に行われたように描かれていましたが、実際は忠正の方が2日早かったようです。忠正が処刑されたことを知った義朝は、逃れられなくなったと知って父親を処刑した………ここでも清盛は悪者扱いされてますが、後に平氏が滅び源氏が天下を取った時代があったことを考えると、実際のところはどうだったのかはわかりませんね。しかしあれだな、このドラマはよく男性が女性に手を上げますよね。今回は、父親を処刑せざるを得なくなった義朝が、由良に手を上げたのは、怒りと悲しみをついぶつけてしまったと考えられるので仕方ないかなと思いますが、今回ちょっと出てた西行が僧になる時、自分の娘を殴り倒したのは、さすがの私もフォローできかねます…。脚本が女性だから女に遠慮がないんでしょうか? てか藤本有紀って女なのか? ユキってくらいだから女だと思ってたけど、確証はないですw 親不孝な義朝に反感を持っていた鬼武者は、結局忠正とその子たちに手をかけた清盛と違い、父が懇願しても手をかけられなかった義朝を見て、義朝が本当は為義を愛していたことを知り、父の力になろうと決めたんでしょうね。元服していきなり身長180cmの岡田将生になったらどうしようかと思いましたが、さすがにそれはなかったですねw しかし、最初はハラハラしていた岡田マのナレーションも、いつのまにか完全に慣れてしまっている自分が怖い。
【感想】キョーチクトー! 確かデカ黒川鈴木でも、この夾竹桃が題材に使われた回がありましたね。バーベキューの串に使ったり、葉や枝を燃やした煙を吸っても死に至る危険性があるとか。今回こそ本当に捨て山だったのですが、珍しく野崎が捜査に乗り気になったため、あまり舞子の出番はありませんでしたね。野崎一体どうしちゃったんだろう。同じ年頃の子供でもいるのか? 恐らくそのへんの伏線も回収予定だったんでしょうが、今回はアタル周辺の話が長かったため、カットされちゃったんではないかと思います。捨て山だったせいで、今回は舞子の「犯人は!」が見れませんでしたねw ちなみに死亡した男の子役の黒澤宏貴君は、昨年のドン★キホーテの初回でも、虐待を受けていた男の子を好演。今回も虐待される役で、宏貴君のトラウマにならないかと心配ですw 虐待され顔なのかしら…。他にも気づかなかったんだけど、平清盛でも清盛の三男・清三郎の幼児時代を演じてたそうです。今はもうちょっと大きい子にスイッチしてるけどね。アタルと母親との複雑な関係と、死んだ男の子の虐待がリンクし、母を思う子供の気持ちがテーマとなった回でした。子は親を愛したい、親は子を愛したいという気持ちがお互いにあるのですが、いろんなことが障害になって、うまく愛せない。そしてお互いが引け目を感じ、溝ができてしまう。期待に応えられない、迷惑をかけて嫌われたと思い込む、かといってまったくの放任主義でも興味がないと思われてしまう、親子関係というのは本当に面倒なものです。みなしごだって、親がいないということが人生に大きな影響を与えることを思うと、人間は誰しもその面倒な親子関係から逃れることはできない生き物ですね。気になったのは、まだ登場していない介というアタルの弟。バーテンダーをしているということで、ひょっとして相葉か!?と思ったのですが、相葉は今期は他局の三毛猫に出演しているので、さすがにそれはなさそう。これからこの弟がストーリーに関わってくることはあるのでしょうか。ひょっとしてあの超人的な記憶力を持つアタルの弟なんだし、かなりの天才かもしれないですね。バーテンダーだけど…。そして今までも捜査中にモヤモヤが視界を覆いつくしそうになっていたアタル、ついに事件解決とともに昏睡状態に…。やはり捜査で記憶力と判断力をフル回転させたのが悪かったのでしょうか。彼は普通の人間なら休んでいるはずの脳を、限界を超えて使う能力があるということなのでしょう。だから余計疲れるのに、眠れない。何故眠れないんでしょうね? アメリカにいた頃にはこんなことはなかったということは、日本での体験が関わっているのかな。ひょっとして本当に舞子に恋心を…。発達障害者でも恋をすることはありますし、結婚願望もある子はいますからね。先のことは心配だけど、今回はアタルがたくさん出てきて結構満足しました。
死罪そのものが数百年ぶりだし、作法も何もわかんなかったんじゃないかと思います。
由良が為義を探させたのは、残党狩りにあわないようにという気遣いと、
よもや死罪にはなるまいという油断だったのでしょう…。
安定した貴族社会だった平安の世では、死罪がほぼ廃止された世の中でしたが、
この後戦乱に身を置く武士が台頭するようになってから、
気軽に斬首や切腹などの刑が言い渡されるようになります。
信西が死罪を復活させたのがその糸口だったと思うと、ちょっと皮肉ですね。
観る前は、死罪関連を見るのはブルーだな・・・と思ってましたが、面白かったです!
処刑を前にしても命乞いもせず・・・ 武士は誇り高かったのですね><
義朝は・・・意外にも泣き虫さんでしたね^^
美しく賢いのに、そもそも政略結婚の要素が高かったせいか、そのけなげなところが義朝になかなか伝わらず
今回は八つ当たりでぶたれてしまった由良姫関連のサイドストーリーも楽しみにしています、
藤本有紀、私も女だと思い込んでましたが・・・男だったらどうしようw(゜o゜)w