もののけ姫
- カテゴリ:アニメ
- 2012/06/13 07:49:30
もののけ姫
映画館上映当時私は盛岡にいて
その頃英語を学習するべく
JETプログラム経由で県内の教育機関で英語教育助手をしている
外国人の集いにたまにお邪魔したりしてたのですが
その話題が出た時の彼らの会話は
「『もののけ姫』どうだった?」
「ただのアニメだわ」
というなんともまあそっけないもので終わりました
自分が今みた後に言える、思う事
その人達の日本語能力は多分かなり低かったろうということ
これは子供がみてどれぐらい理解できるのだろう?
話し言葉の中にもなかなか難しい言葉や使い方がでてきていますよね?
うちの長女10歳は他のジブリ映画は理解出来ている模様
ああハウルは解らないかな、まだ
長女の日本語能力はたぶんその外国人以上だと思います
でも長女はもののけ姫を理解出来ていない模様
使われている単語がわからない
そして聞き取れない(解らないのだから当然か)
映画中の文化歴史に対する理解力も当然その外国人にはなかったと思います
「アシタカの村はここ岩手県内かもしれない」
ということを外国人は察する事が出来ただろうか?
察する事が出来たらその外国人は別な角度から日本滞在を楽しめたろうに
夫とさっき見たのですが(私は二度目だ)
日本語そのままで英語字幕をつけてみました
シシガミ→deer god
この英訳はまあそうだろうかと思うけど脱力
あと目にたまたま入ったのは。。。
シシガミさまを打ち取るべく森に入ったエボシとジコ坊が水辺でかの姿を認めたときジコ坊はこう言った
「出た!」
それが英訳だと「There he is!」
まあそれが意味なんだけど
なんていうのかなあ
「出た!」
ってさお化けが出たとか、ガチャの目玉が出たとかさ
こう心がゾクゾクっとする高揚感、緊張感わんさかの一言だよね
私が英語や仏語の本質的豊かさを教授享受できないように
日本語の魅力はなかなか外国語に置き換えられないね
ここが翻訳者の腕の見せ所ってわけだけど
日本の凄いアニメを見て
日本語がわかって凄く嬉しい 凄い!
と思ったのです
声優陣ではね、エボシとサンの声が嫌い
お時さんはうまくやったね、と思ったよ
三輪さんはやっぱり凄い
森光子さんも凄いね
言語ってひと筋縄ではいきませんよねーorz
原作から映画やらをつくるときは、ほんとうにチャレンジですね。
予告は見ないようにするのが私のやり方になりました^^:
そのかわり監督や俳優陣やらの作り手の名前はチェックしちゃいます。
人生限られた時間ですから見てがっかりしすぎる作品回避の手法ですにゃw
あとはもう翻訳者応援するしかありませんwww
やりがいのある仕事といえばそうですね。
日本語字幕の権威?wの戸田さん。。。彼女の名前が冠される作品多々ですが
何人ぐらいの下訳の翻訳者がいるのかしらんwww
日本語の持つ独特な表現は難しいですよね~
逆もしかり…
声優次第でキャラクターが生きも死にもしますし…
原作があってファンがいれば批判あるでしょうしね(^^ゞ
映画とかの日本語字幕の担当者次第でかなり違ってきますし…
また、予告の作り方でも映画の印象がかなり違いますよね
国の違い、文化の違いがあるからとても大変そうですね
大変だけどとてもステキなお仕事ですよね
頑張って素敵な作品を作っていただきたいです♥♥♥
うんうん されどアニメです。
こっちでのもののけ姫の宣伝はアシタカの矢が侍の部位を飛ばすシーンをメインに?というくらい目立つ作り方をしていたので、私は余計誤解してしまったのです。そういやその頃はライストサムライとか侍系ハリウッドの空気の流れだったのかな。
いつも評論家のうんちくは嫌らしい気がするのだけど、「もののけ姫」でヒット2位にあったキネマ旬報の記事は読んじゃったw
声優は映画を売る為のキャスティングでもありますものね。。。石田ゆり子ってその頃は人気だったのかな?そういや舞台「ラジオの時間」にも彼女がいたな。ゆり子よりはひかりの方がサンにいい気がするけどなw ぽにょの所ジョージにかなり当たりがキツかった気がするけど(あれで別にいいと思うけど、わたしは)、サンとエボシの残念さの方がダントツだと思う。
やっぱりそう思いました?w
お時さんはね、うん、島本さん。ナウシカとも違った声を出しててなかなかやったね、と思いました。
彼女のトトロでのお母さんの声大嫌いだったからw
トトロでいなくなったメイを探している村人の声「早くしないと暗くなるよ!」っていうこの一言だけですが、島本さんがやってるのね、声に特徴ありすぎてwww お母さんのはずが、なんで村人よ?!とこれは毎度毎度不服です。w
作られたアニメを突き詰めて考えると~どこまで突き詰められるのかはたぶんさまざまだし、宮崎監督が果たしてそこまで考えて作っていたのか?と~考えるとまた別の話でw
より共感される作品(アニメ)を作るときには~リアルを追求するものだと思いますw つまり“ソレらしくつくることw”
“ソレらしく”を追求すると・・・理にかなったものができるw 実際にそういうこともありうる…と言う話になるw
うそから出たまこと・・になるわけだw
アニメファンはそこを評価しているのかもなw
声優に関しては~その作られてる時代背景もあるのでw なんともですw
おトキさんはナウシカの声だね・・・ あの人はさすがうまい!
風情 嗚呼そうだそういう言葉、感性があった
こればっかりは日本語で日本の文化で日本の風景で日本の環境で育たないと理解できないことだとつくづく思います。やはり他文化は自文化のコードで読み解くわけですから、よほど注意深く、想像力を働かせないと理解出来ないし、それが本当に心を揺さぶるまで理解するかというのはまた次元が異なってくるのじゃないかと思います。
蝉しぐれ、虫の音、即答できません^^;
宿題にしてくださいね。まずは家族に探りをいれてみます。
からも日本語の表現が複雑なので英訳が難しいと聞いたことがあります。
彼女が言ってたのは言葉もですが、色や数の表現・・・
「新緑にもえる山々」とか「色鮮やかな雅の世界」とか「花一輪」っていう
風情をどうやって伝えればいいかって事です。
確かに、「風情」って日本人の長年歴史の中で培われてきた特異な感性
ですから、外国の方には理解しにくいでしょうね。
セミやコオロギは世界中にいるけど「蝉しぐれ」とか「虫の音」なんて
表現をする国は無いっても聞きます。カナダはどうですか?