韓国軍、弾道誘導弾作戦統制所12月中に構築
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- 2012/06/15 20:41:29
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃する命令を遂行する弾道誘導弾作戦統制所(AMD-cell)が12月ごろに構築される見通しだ。
韓国軍関係者は15日、韓国型ミサイル防衛(KAMD)体系の中核といえる弾道弾早期警報レーダーを11月中旬に導入後、同レーダーを基盤とする弾道誘導弾作戦統制所の構築を12月中に完了する計画だと明らかにした。レーダーが弾道ミサイルを探知すると、統制所から迎撃体系が整った部隊にミサイル迎撃命令が下される方式でKAMD体系が構築されると説明した。
統制所で探知と迎撃命令が可能な北朝鮮のミサイルはスカッドB、スカッドC、ノドンなど。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120615-00000041-yonh-kr
韓国軍は巨額の開発コストと中国・ロシアに対する配慮から、日米が進めているミサイル
防衛計画への参加ができない状態です。
そのため韓国は北朝鮮のミサイル攻撃に対処する独自のミサイル防衛計画(KAMD)を
推進しています。
韓国はKMSAMと呼ばれるロシアのS-300対空ミサイルを基にした中距離対空ミサイル
を開発中で、KMSAMも同程度の迎撃能力を持つと思われます。
また長距離対空ミサイルとしてパトリオットPAC2をドイツから中古で導入するしました。
韓国軍は2015年頃にPAC-3を導入したいとしていますが、予算とアメリカによるミサイル
の規制の為、正式な契約は結ばれていません。
弾道ミサイルを探知する地上レーダーは今年11月頃に韓国製として導入される予定で、
これとセジョン・デワン級イージス艦のSPY-1レーダーが組み合わされて使用される
事になります。
しかしどちらのミサイルも日本で使用しているSM-3に比べ迎撃能力が低いため、
巡航ミサイルによる発射基地への先制攻撃など攻守織り交ぜたミサイル防衛を行なう
予定のようです。