ドラマ【三毛猫ホームズの推理】
- カテゴリ:テレビ
- 2012/06/17 13:50:31
【感想】三毛猫ホームズのくせになんか社会派! 定年を間近に控えた上司がやらかした現場での不手際を、忠実な部下がかばい、脱獄した犯人に罪をなすりつけるという、相棒タイムですか?てくらい深刻な警察の不正事件でしたね。でもさ、普通本庁の捜査一課の課長が、現場でドンパチはやらないと思うのね。囚人が脱獄し、殺人まで犯したとなれば、まず確実に所轄署に合同捜査本部が設置され、そこに本庁から派遣されるのは、管理官と担当する班の班長以下メンバーくらいでしょう。よしんば世間を賑わす大きな事件なので捜査一課長が乗り込んだとしても、帳場で指揮する立場で現場には向かわないかと。でないと、ただでさえたくさんの事件を抱えている本庁の捜査一課なのに、今回のように万が一捜査中に何かあれば、指揮系統が乱れますからね。まぁ栗原の場合、定年を20日後に控えており、その後の人事が決まっていたと思われるため、あまり乱れは生じなかったかもしれませんけどね。まぁ、三毛猫ホームズが初めて出版された頃は、今のようにリアリティが重視されるような時代ではなかったので、これでもよかったんでしょうか。事件の方は、最初にヤクザを殺して拳銃を奪ったのは明らかに金田なんだけど、村田を撃ったのは栗原、そして23年前の事件まで真相がどうなのかわからなくなってきましたね。ヤクザを殺したのだって、何かトラブルになってヤクザの方から襲ってきたのかもしれませんしね。そして次回、父を殺したとされる金田とともに逃走を繰り広げる義太郎。不器用で優柔不断だけれど、どうしても真実を追求したくなってしまう義太郎の精神は、「暴走する正義」の右京と似ているかもしれませんね。23年前に本当は何があったのか、何故金田は脱獄したのか、来週までにいろんな謎が持ち越されました。最終回ちょっと楽しみです。ただ、今までレギュラーだった村田が死んでしまったのは、本当残念としか…。あと細かいことですが、23年前に逮捕され服役していた金田が、よく飛ばし携帯をすぐに入手できたなぁと思いました。90年頃はまだ一般の携帯電話すら普及してない時代だったからね…。