ナイジェリア、キリスト教会へ連続爆弾テロ
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- 2012/06/18 22:17:13
アブジャ(CNN) ナイジェリア13 件北部カドゥナ州で17日、キリスト教会を狙った爆弾テロが相次ぎ、同国赤十字社によると合わせて50人以上が死亡、130人以上が負傷した。
最初の爆発は午前9時ごろ、同州ザリアの教会で発生。爆弾を仕掛けた車が高速で教会の防護柵を突破した。匿名の州当局者によると、少なくとも24人が死亡、125人が負傷し、このうち一部は重傷を負った。一方、赤十字社は死者2人、負傷者22人としている。
数分後にザリア市内の別の教会で爆発が起き、赤十字社によれば16人が死亡、31人が負傷した。
さらに州都カドゥナ市内の教会でも爆弾テロがあった。ザリアとカドゥナではキリスト教徒の若者らがタイヤに火を付け、主要道路を封鎖するなどして反発。州当局が24時間の外出禁止令を出した。赤十字社は、3番目の爆発と報復行動によって、合わせて32人が死亡、78人が負傷したと発表した。
同国北部では2週間前にも2カ所の教会が爆破され、少なくとも15人が死亡。1週間前にはジョスの教会で車を使った自爆テロがあり、礼拝中の信者ら5人が死亡したほか、怒った市民が警察と衝突し、さらに3人の死者が出た。
17日の一連のテロについて犯行声明は出ていないが、ジョナサン大統領は同国のイスラム武装組織ボコ・ハラムによる犯行との見方を示した。ボコ・ハラムは「ナイジェリアのタリバーン」を名乗り、イスラム国家樹立を掲げて教会へのテロなどを繰り返している。
http://www.cnn.co.jp/world/30007020.html