ヨルダン、シリア軍機パイロットが亡命
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- 2012/06/21 21:13:19
シリアのミグ21戦闘機が21日、隣国ヨルダン北部マフラクの軍事基地に緊急着陸し、パイロットは政治亡命を申請した。AFP通信が伝えた。中東の衛星テレビ局アルアラビアによると、シリアの反政府組織「国民評議会」は、空軍機を使った離反兵士は初めてだと指摘した。
一方、シリアの国営テレビは、ヨルダンとの国境沿いで訓練中のミグと21日午前、連絡が取れなくなったとだけ伝えた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012062100910
Mig-21戦闘機は、旧ソビエト連邦の航空会社ミグが設計した超音速戦闘機で、第1世代
の設計は1950年からはじまった物の、1970年代の第4世代まで改造を続けられ、旧ソ連
で作られただけでも1万機を越える、世界では他にこれほど量産された超音速機は無いと言う
優れた性能を持った飛行機です。
旧ソ連型のMig-21はレーダーに目標追尾機能が無いため、射程の長いミサイルの搭載
が出来なかったり、1秒間に90度以上のロールをすると回転が止まらなくなる等の不具合
があるものの、寸胴の機体は空力がよい上にねじれに強く、急降下、急旋回に強い機体で、
接近戦ではF/A-18にも負けない能力が有ります。
またコストパフォーマンスが非常に優れているため、高性能機を維持出来ない小国でも
メンテナンスが楽と言う事も有り、現在でも多くの国が使用しています。