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エジプト大統領選、最終結果の発表延期


 去年2月のムバラク政権崩壊後、初となるエジプト大統領選の結果発表が延期されました。双方の陣営がすでに勝利を主張していて、緊張が増しています。

 「決選投票の結果発表が遅れたことで、ムルシ氏の支持者たちの間には疑念が広がっています」(記者)

 エジプトの選挙管理委員会は当初、21日に新しい大統領を発表するとしていましたが、前日になって、「選挙違反の申し立てを全て精査するのにはさらに時間が必要」として、発表を延期しました。優勢が伝えられ、早々に勝利宣言もしていた穏健派イスラム主義組織・ムスリム同胞団のムルシ候補の陣営では、この延期で疑心暗鬼ムードが高まっています。

 「票の操作をしようとしているのでしょう。それ以外に考えられません」
 「もし結果がねつ造されたら、人々はまた街頭に繰り出して、もう一度『革命』が起きますよ」(ムルシ候補の支持者)

 「私が正当な勝者であることを強く確信しています」(シャフィーク候補)

 一方、空軍出身で、現在、政権を担当している軍とも近いシャフィーク候補は21日夜、決選投票後、初めての会見で自らこう述べた上で、ムルシ陣営をけん制しました。

 「冷静になって公式な発表を待とうじゃないですか」(シャフィーク候補)

 そうは言っても、このタイミングで会見したこと自体、憶測を呼ぶことは必至で、両陣営の間での緊張はさらに増しています。


http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5061954.html



エジプト・アラブ共和国は、日本の3倍の国土を持ち8千万人が住むピラミッドで有名な

エジプト文明の発祥の地です。

1967年第三次中東戦争で大敗をしたエジプトを立て直すため、社会主義的経済を取り

入れたのですが、当時大統領をしていたアッサーダードがイスラム過激派によって暗殺

されてしまい、副大統領をしていたムバラク氏が急遽大統領となった経緯があります。

ムバラク政権はアメリカに支援を求め、21世紀に入ってからはグローバル経済を取り入れ

て経済の自由化を進めてきたのですが、貧富の差を減らし、豊かな国になるために国際

経済を取り入れるはずが、識字率66%で国民の3割強が文字が読めなかった事等もあり、

世界経済で遅れをとる結果となってしまいました。

それでもムバラク前大統領は、一部の人が金持ちになれば、金持ちが人を雇えばよい

と言う感じに経済改革を進めましたが、人口増加がそれに追い槌を掛け1980年の人口

が2010年には倍近くなったこともあり雇用が追いつかず、2010年には失業者が8千万人

を越え、国民の6割が貧困層で20%が1日2ドル以下で生活、40%が1ドル以下での生活

を強いられる結果となってしまいました。

2011年1月にエジプトで発生した大規模デモによって、ムバラク前大統領は最初国民

を落ち着かせるべく行動に出たものの、デモが日増しに大きくなるにつれ自ら大統領を

辞任して新しい大統領を選挙で決めるように促しましたが、今回投票が多いと思われる

ムルシ氏はイスラム原理主義のムスリム同胞団の出身で、アルカイダが多く潜伏して

居ると言われるエジプトの大統領になると、アメリカと戦争になるのではないかと言われたり、

シャフィーク候補はアメリカとの繋がりがよい反面、ムバラク政権で首相を務めた経緯が

あることから、ムバラクと同じ路線になってしまうのでは等、どちらも多くの問題を抱えて

いるようです。


前大統領ムバラクさんは色々と罪に問われて死刑を宣告されました。
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=557457&aid=40816539

 

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