１０００文字作文
- カテゴリ：自作小説
- 2012/06/23 01:46:32
お題（梅雨時のホラー）
【真夜中のゲーム画面】
昼休み、校舎２階にあるこの４年５組の教室の窓から
外を眺めると雨はずっと降り続いている。
僕は、今、家が近所で幼馴染の一美と、最近出た
ある（ゲーム）を、対戦モードでやっている。
僕は画面に視線を集中させながら、今日の朝、マモちんから
聞いた噂について彼女に聞いてみようと思った。
「雨の降る真夜中に、このゲームの画面を開くと、
左手の指が無くなって死ぬって本当だろうか？」
僕はそう言って、彼女に視線を向けた。
「無くなってるんじゃ無くて・・・」
ゲームの画面に集中しながら一美が言った。
「その人達は、自分で刃物を振り下ろして左手の指を
４本切断して、その後、首を掻き切って死んでいるのよ」
真夜中に、自分の指を４本切断して、その後、首を切る・・・
僕はその行為を想像して、軽い眩暈を感じた。
「どうして、そんな死に方をしたんだろう？」
僕は尋ねてみた。
「それはやっぱり・・・女の先生の呪いじゃないかしら」
一美が答えた。
そして、その女の先生の話を教えてくれた。
信じていた相手に裏切られた、ある学校の女教師が真夜中、
気晴らしに生徒の間で流行っていた、（ゲーム）を始めた。
嫌な事を忘れようと、ゲームに熱中し、その内に憑りつかれた様に
なり、やがて錯乱した。
翌朝、彼女はゲームの置かれた机の上でと血まみれになって死んでいた。
直接の死因は頚動脈からの失血死だったが、その前に彼女は包丁を
振り下ろし自分の左手の指４本を切断していた。
・・・
家に帰り、夜になっても雨は降り続いていた。
歓楽街で３件の飲食店を経営する父はフィリピンに出張中で不在だ。
八時近くなった頃、先月入籍したばかりの父の再婚相手・・・
僕の新しいお継母さんが、飲み物を持って部屋に尋ねて来て
僕と（ゲーム）をしたいと言った。
僕は継母の持って来てくれたジュースを飲みながらゲームを
やっている内に、凄く眠気がして来た。
・・・
僕はテーブルに顔を伏せ真っ暗になった部屋で目を覚ました。
机の上の夜光針の付いた目覚まし時計は夜中の一時過ぎを
指していた。
窓の外は雨がまだ降っている。
目の前のテーブルの上に、電源が入ったままのゲームが
置かれていて闇の中で画面が光っていた。
何故か画面は真っ白だ。
ぼんやりした頭でそれを眺めていると、突然、画面が
血の様な真っ赤になった。
コメントありがとうございます。
続編の事は全く考えていませんでした＞＜
書こうにも、今の所、何の構想も浮かびません＞＜
コメントありがとうございます。
人のある所、怪談ネタのタネがあります。
コメントありがとうございます。
ありったけの想像力で想像して下さい（笑）
コメントありがとうございます。
飲み物に睡眠薬入れた継母がこの時何してたかは想像に任せます。
っていうか考えてなかった＞＜
コメントありがとうございます。
まあ、他にもいろいろ試してみたいです。
コメントありがとうございます。
その感想が一番うれしいです（笑）
コメントありがとうございます。
不気味さを念頭に置いてみた効果があったみたいでよかったです。
継母さんは、何処に行ってしまったんでしょう。
こういうジャンルのものって、続編って書くものなのかな～
あっさり音を立てて崩れていくんですね～ ネット怪談の創世記？
紅白でめでたいですねｗ
わーい、わーい♪
想像しなければ怖くないよ～♪
想像しない……想像しない……(;_;)
かいじんさん、、、、、これはこわいよ・・・＾＾；
(‿＿‿✿)ﾍﾟｺ