Nicotto Town



すれちがい


ツタヤ行ったんですよ。


で、帰るときに向こうから彼がやってきました。

まっすぐ通路のまんなかをとおって。

で、私とぶつかりそうになったとき、

彼は左に避けました。私は右に。

驚くほどスムーズに避けたんです。


すぐそばを通ったのに不思議と嫌悪感もなにもありませんでした。

私はそのまま自動ドアをくぐって外に出て、

少し立ち止まって思いました。



「礼儀正しい虫だなぁ。」










まあ、それだけだったんですけどね。





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