中国にミサイル軍事機密提供 国家反逆で2人有罪
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- 2012/06/23 20:32:50
ロシア北西部サンクトペテルブルクの裁判所は20日、同国の新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「ブラバ」に関する軍事機密を中国に提供した国家反逆罪で、ロシアの大学教授2人にそれぞれ懲役12年半と12年の判決を言い渡した。ロシア通信などが伝えた。
2教授は2009年に中国出張した際、ブラバの詳細な情報を中国の情報機関員に渡したとされる。報酬は7千ドル(約55万円)だったとの情報もある。専門家は、この情報によって中国はブラバの探知が可能になる恐れもあると指摘している。
ブラバは米国のミサイル防衛(MD)に対抗するため開発され、核弾頭10個を搭載可能。中国側は、ロシア核戦力の中核、移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)「トーポリM」や、最新ミサイル「イスカンデル」の情報も求めたという。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120621/chn12062111120003-n1.htm
中国が手に入れたブラバミサイルは、ロシアで開発中の新型潜水艦発射弾道ミサイルで、
2010年に実験が成功したばかりの為、まだ配備がされていない弾道ミサイルです。
中国の潜水艦で現在使用されている弾道ミサイル東風21の射程距離1500kmを大幅
に越える1万kmの射程を持っているため、中国が配備すれば潜水艦で中国近海から
直接アメリカを核攻撃することが可能となります。
また中国が求めたたICBMトボーリMは、1988年に旧ソ連で開発された大陸間弾道ミサイル
ですが、2008年にステルス能力が追加され、日本及びアメリカで勧められているミサイル
防衛構想に対抗する最初のステルス弾道ミサイルとなっています。
大型トレーラーで自由に移動し、射程距離は1万キロを越えるためアメリカのスパイ衛星
ネットワークでも発射位置を特定するのが極めて難しいといわれています。
http://www.youtube.com/watch?v=e4XzipgqfbY&feature=related