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シリア:「両当事者、和平会合に」アナン特使


アナン国連・アラブ連盟合同特使(前国連事務総長)は22日、ジュネーブの国連欧州本部で記者会見し、30日にジュネーブでシリア情勢の関係当事国による「連絡グループ」会合を開きたい考えを表明した。

 アナン氏は「シリア政府だけでなく反政府側も含めた争いの両当事者を和平プロセスに巻き込む必要がある」と指摘し、米国が難色を示しているイランについても会合への「参加が必要」と述べた。

 一方、アサド政権による反体制派の弾圧は続き、反体制組織「シリア人権観測所」(拠点・英国)によると、シリア各地で戦闘が激化した21日、少なくとも計175人が死亡し、アナン特使が調停した4月12日の「停戦」以降、最悪の死者数を記録した。うち114人が市民だった。アラブ連盟のアラビ事務局長は21日、アサド政権への外交的、政治的圧力を強めるよう国際社会に求めた。

 人権観測所によると、政府軍の砲撃で南部ダルアー県の市民29人が死亡し、中部ホムス県でも32人が犠牲になった。政府軍側の死者数も54人に上った。


http://mainichi.jp/select/news/20120623k0000m030014000c.html



コフィー・アナンさんは1997年~2007年まで第7代国連事務総長を務め、2001年に

ノーベル平和賞を受賞したガーナ出身の男性です。

1990年にイラクのクエート侵攻で900人を越える国連職員が人質となった時、当時の

国連事務総長であるヤクエル氏に任命され人質交渉の任に付き、その後イラクの人道

援助物資の搬入の為の原油販売の国連代表を務めたことや、1996年のコソボ紛争で

国際連合保護軍からNATOへの引継ぎを監督したことで各国から信頼を受け、翌年に

国連事務総長に選ばれ、ノーベル平和賞まで貰っています。


しかし、2004年に日本の天皇に国連代表として初めて会談したり、北朝鮮の拉致問題

を言及したり、2005年には日本の国連常任理事国入りを提案したことで、中国国内で反日

デモを引き起こす原因となり、強い権限を持つ中国に睨まれ、イラクの食糧援助で不正を

したと疑惑を向けられて信用を落とす結果となってしまいました。


現在でも紛争地域に一番早く乗り込んで、政権と会談をすると言う国連で最も危ない任務

をこなし続けています。

 

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