天使のお迎え 14 ~まりんの部屋再び~
- カテゴリ:日記
- 2009/06/26 23:32:40
「・・・で、このサンタひげを、どうするって???」
カジノで、現世の仮の姿は男爵の大金持ち吸血鬼、紅竜から
譲り受けた、特別製(らしい)サンタひげを、あんぱん5に渡して、
ルッカとガンちゃんは、ソファにどっと倒れこんだ。
あんぱん5は、満足そうにヒゲを受け取り・・・。
「ながれぼしちゃん、こちらの二人にとっておきドリンク淹れて♪」
「は~い~!ハチミツたっぷり入れますゥ♪」
「おいおい、まさか俺たちに魔法をかける気じゃないだろうな!?」
ルッカが、ウンザリしたような視線を送る。
「まさかあ♪体力回復のとっておきドリンクよん!」
しゃべりながら、あんぱん5は、器用にサンタひげを解体し始めた。
「そ~れ、そ~れ、くるりんぱっとお♪」
手早くほどかれたサンタヒゲは、テーブルの上で、白い
毛糸のカタマリのようになっている。
「さ、りんりちゃん、らんらちゃん、出番ですよんっっっ♪」
先ほど特製あんぱんと紅茶のティータイムにあずかった、
蘭ランらんのくまぬい2匹は、小さなソファにちょこんと
腰掛け、目をらんらんと光らせている。
「ほれほれ、ほらほら、るんるこるんっっ♪」
あんぱん5の動きに合わせて、まずりんりが立ち上がり、
テーブルの上の白いカタマリに両手を突っ込んだ。
「ぎゅううううう・・・ぐるるるる・・・むう!」
低い声で小さく唸ったかと思うと、目の前にいる面々が
目を回すほどの回転速度で、両手を白いカタマリのなかで
ぐっちゃぐっちゃにかき回し始める。
「そお~れっっっ!エッセンス一振り~♪♪♪」
どこから取り出したのか、あんぱん5が、りんりの両手と
白いカタマリのごっちゃまぜになったあたりに、茶色い液体を
ぱっぱと振りかけ・・・すると!!!
静かになったくまぬいの目の前には、見事な茶色の毛糸が1個、
不思議な光沢を放ちながら、置かれていた。
「さて、お次は・・・っと、あ、その前にっっっ♪」
・・・ゴツン!!!
「いてっっっ!何すんだ、このあほんだら!」
頭をかるくこづかれ、さっきから退屈のあまりまたイビキを
かきながら、気持ちよさそうに熟睡していた花婿ぐま、
虎吉が勢いよく立ち上がる。
「もう充分寝たでしょ!さあ、そこに座って!」
「なんだ、もう夕めしか!?」
ブツクサ文句言いながらも、虎吉は大人しくソファに腰掛けた。
「さ、今度はりんらちゃんの出番~♪」
りんらが、あんぱん5の差し出した毛糸を受け取り、
虎吉の前に立つ。
「ぱぱんがぱん!あんぱんぱん!!!」
くるくる踊りながら、あんパン5が、りんらの頭を軽く撫でると・・・。
りんらの目の奥に、一瞬、眩しい閃光が走り、右手の指から、
鋭い爪が一本、ぐにぐにと生えてきた。
「ぎゅるるるるる・・・ぐおうっっ!!」
これまた高速回転で、りんらが虎吉を座らせたソファを
ぐるぐる回り出す。
「きゅうっっっっ♪」
呆気にとられて見ていた、ルッカとガンちゃん、そして蘭ランらんが、
気がついてみると、そこには・・・。
「と・・・虎吉???」
りんらが持っていた毛糸は消え、その代わりに、彷徨っている間に
ボロボロになった毛皮が、見事ツヤツヤに修復された虎吉が
座っていたのである~♪
「さ、これでよし!虎吉のお嫁さんを見つけに行こう!」
ルッカが、思わず手を叩く。
「そうか!花嫁ぐまが見つかれば、コイツの今後も
なんとかなるかも、だな!!!」
あんぱん5は、ニヤっと笑った。
「さすがにヨレヨレスーツは直せないけどね、ボロボロぐまじゃ、
花嫁だって、出てきにくいでしょwww!」
「ルッカさん、ガンちゃんさん、蘭ランさんも、お茶はいりましたァ♪」
ながれぼしの差し出したティカップを受け取って、ガンちゃんが言った。
「よし、コレ飲んだら、もう一度タウンへ繰り出すぞ!!!」
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わはははは!なんてことない展開でしたwww!
サンタひげ、ほんとに特別製なんだろうかw!?
ハッピーエンド期待しています。
正直、アンジェが菊丸と再開するまでにこんなに時間がかかるとはwww!
いつになったらくまぬい2匹が出逢えるのか・・・(^^;)!
でも、まだ色々ありそうですネ(゜ー^*)
正義の味方は、とっても忙しいのですwww!
のんびりしてられないなー^^w
さら~っと読み流してくださいwww!
あんぱん5さん♪
なんか・・・妙な展開になってしまいました(^^;)!
菊丸☆さんの執筆活動の早さに脱帽!!
ご活躍ありがとうございます・・・って、読むの早っっっwww!
ルッカさん♪
私もねー、これがあったら大もうけできるのにwww!
おいらも欲しいwwww
さてさて・・・・今後の行方は・・・・??
菊丸先生。。。。。お疲れ様です(●^o^●)