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サウジが800台の独レオパルト戦車を発注


週末、サウジアラビアがドイツの第3世代主力戦車であるレオパルト2を300台ではなく600-800台購入する計画が明らかになった。これは、ドイツにとって過去最大の武器発注量で、メディアの情報によると、約100億ユーロ規模の取引になるという。

しかし、この取引は野党の反対だけでなく、レオパルト戦車を製造している軍需企業グループのクラウス=マファイ・ヴェクマン社(Krauss-Maffei Wegmann)も反対している。同社の広報担当者は、18日、
「そのような売買契約は結んでいない。」
と発表。

同社を経営している5家族の一つブルクハート・フォン・ブラウンベーレンス氏は、独シュテルン誌に
「2011年3月にサウジの戦車が隣国バーレーンに入っていき、民主化運動を弾圧するのを見て、ショックを受けた。アラブの民主化革命は、ヨーロッパにとっても希望である。このような状況で、サウジに戦車を売却するのは間違っている。」
と語った。

ガウク大統領に輸出を許可しないよう要請

また、フォン・ブラウンベーレンス氏は、このような輸出は、ドイツ輸出指令に反するものであることを指摘。それゆえに、氏は、ヨアヒム・ガウク大統領に輸出を許可しないよう要請。

これまでのところ、この取引が可能かどうかはドイツ連邦保安局による予備調査で、クラウス=マファイ・ヴェクマン社の見解によるものである。

予備調査のきっかけは、スペインからの問い合わせである。スペインは、独自のライセンス生産によるレオパルト戦車の輸出を考慮。しかし、外国でのライセンス生産でも自動的にドイツ保安局の照会が義務付けられている。

ビルト・アム・ゾンターク紙によると、ドイツ経済省はこの取引を擁護しているが、首相府や外務省、国防省は、まだ立場を明らかにしていない。

契約は7月20日に確定される。


http://www.net--election.com/news_ayTPGUv3Ko.html



レオパルド2は西ドイツが開発した主力戦車です。

冷戦終結後輸出が盛となり、現在事実上の欧州標準戦車となっています。


サウジアラビアはこれまで、アメリカ製M-1ASエイブラムス戦車の他、M-60パットン

やフランスのAMX-30等も使っていましたが、古い車種から老朽化が進んでいること

等から、新しい戦車や自走砲などの購入に迫られているようです。

自走砲は中国製のPLZ-45(中国名:88式155mm自走榴弾砲)が採用決定しています。

 

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