Nicotto Town


つれづれと


そんな一日。

学校での勉強が終わり、エレベータに乗っているとき、こんなシールを見つけました。



「下記のボタンを通話状態となるまで押し続けて下さい。当社管理センターと直接お話ができます。」



これを見て、思わず見入ってしまいました。



「…当社管理センターと直接お話ができます。」


     ↓


「…直接お話ができます。」


     ↓
       
「ボタンを押せば、直接お話ができる…」





思わずキュンとなりました///















…お友達になりたい。。








そんな思いで、そっとボタンに指を運びました。。




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 プルル、プルル、プル…ガチャ!

オペレーター「はぃ、管理センターです。どうなさいましたか?」


雨月「助けてください!」


オ「落ち着いてください、状況を話してください」


雨「言うことを聞いてくれないんです!」


オ「故障ですか?」


雨「胸の高まりが抑え切れません!」


オ「大丈夫ですか? 今は何階ですか?」




雨「何回も何も、こんなどきどきは初めてです///」


オ「…まずは深呼吸してください」


雨「はぃ。。 …すみません、落ち着きました」


オ「はぃ。では、状況を話してください」


雨「はぃ。 あっ、やっぱりダメです!」


オ「大丈夫ですか? 何名その中に乗っていますか?」


雨「わ、私だけです。そうじゃなかったらこんなことできません///」


オ「それなら大丈夫です、一人くらいなら、故障はしてもワイヤーは切れませんよ」


雨「心のワイヤーは今にもはち切れそうです。。」


オ「はぁ。。まぁ落ちることはないと思うんで安心してください」


雨「はい。。」


オ「では落ち着いて状況をお願いします」


雨「…奇跡って、信じますか?」


オ「はぁ? 大丈夫ですよ、十中八九助かりますよ」


雨「不思議に思いませんか?」


オ「何がですか?」


雨「電話越しなのに、『直接』なんですよ?」


オ「…切りますよ?」


雨「ま、待ってください! 電話でさえ『直接』になってしまうほどに人間関係が希薄化した現代において、あなたとこうやって『直接』お話ができることって、奇跡だと思いませんか?」


オ「…はぁ。。」


雨「こんな世の中だもん。汚れてしまった世界の中の、ちっぽけな光。それがこの出逢いなんだって、そう思いませんか?」


オ「…。」


雨「だから、お願いがあります!」


オ「…どうぞ」


雨「わ、私と…お、おお、お友達になってください!」










オ「…断る!」


  ガチャッ!

  …ツー、ツー、ツー。








…お友達作戦、失敗(T△T)





















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な~んて想像して、勝手に落ち込んでいる私を一人乗せて、エレベーターは一階につきましたとさ♪

アバター
2009/06/28 21:47
あはは^O^どんまい☆
でもそういう想像って大事だと思います^^
そんな余裕が私はいいと思います♪
アバター
2009/06/27 00:21
楽しい妄想。



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