「戦争勃発の臨界点」米韓軍事演習に北朝鮮猛反発
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- 2012/06/25 19:52:50
朝鮮戦争が始まってから25日で62年です。南北関係の緊張が続くなか、韓国の西側海域では、米韓軍事演習が行われています。
米韓合同演習には、アメリカ軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」が参加しているほか、韓国軍のイージス艦や戦闘機も訓練に投入されています。北朝鮮が発射した長距離ミサイルの追跡訓練なども実施されるということです。25日、朝鮮戦争開戦から62年を迎えるにあたり、李明博大統領は「北朝鮮のいかなる挑発も許さない。早期の統一を目指す」などと述べています。
一方、北朝鮮は、今回の演習を含む一連の軍事訓練に対して「戦争勃発の臨界点に至っている」などと強く反発しています。
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220625016.html
韓国には3隻のイージス艦があります。
全長166メートルと、日本の こんごう型イージス艦 の161メートルより5メートル大きく、
日本の あたご型イージス艦 と同じ大きさがあり、韓国で唯一 C4I に自衛隊と同じ
リンク16 を採用していますが、高速通信のリンク16に対応している韓国の軍備は、
イージス艦以外に何も無く、地上基地から航空機に至るまで1世代古いリンク11以下の
システムを使ってリンクしています。
また本来イージス艦は防御の為の船で、敵から発射される大量のミサイルを迎撃する
為の防空システムであるイージスシステムが特徴なのですが、フェイズドアレイレーダー
だけでは届かない場所の情報を、高速通信対応の人工衛星を使いまわりに展開している
戦闘機や偵察機のデータを高速でやり取りして大量のミサイルに対応するものなの
ですが、韓国には高速通信できる人工衛星も偵察機も地上基地もないのが現状です。
また、CIWS等の高性能機銃も日本の20ミリよりも大口径の30ミリガトリングを採用して
居るので射程距離が自衛隊の1500メートルより2000メートルと長いのですが、その分
弾丸が大きくて重いので予備弾の入る格納庫に収まる弾丸数が、自衛隊が1550発搭載
なのに対し1190発と少な目で、自衛隊が1分間に4500発発射すると20秒以上防衛が
可能なのに対し、発射速度を少なくし毎分4200発にしても17秒で弾切れとなる為、
こまめな補給が必要となります。
そして防衛の要となる対空ミサイルに関しても、韓国はアメリカと取り決めした約束を破って
ブラックボックスを開けたりする等違反行為が多いことや、北朝鮮と戦うのに長距離ミサイル
が必要ないことなどから、ミサイルに対して大幅な制限を受けているので、どの位強いのか
いまいちよくわかりません。