シリア:イラン露中と領内で合同軍事演習か
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- 2012/06/25 20:24:15
【テヘラン鵜塚健】イランの革命防衛隊系ファルス通信は18日、シリアの政府軍と、イラン、ロシア、中国の各国軍による合同軍事演習を近く行うと報じた。中東最大規模の9万人が参加し、シリア領土、領海内で実施するという。シリアとロシア当局は報道内容を否定したが、反体制派弾圧で多数の犠牲者を出すシリア政府軍への協力が事実とすれば、国際社会から強い非難が上がりそうだ。
ファルス通信はシリアの情報筋の話として、演習準備が急速に進んでいるとし、中国の軍艦12隻はスエズ運河を通過する許可を既に得て、約2週間後にシリア沿岸に到着する予定という。ロシアの潜水艦や空母、イランの潜水艦も参加し、戦闘機は計400機、戦車は計1000台に上る。シリアとロシアが否定する中で、イランの政府見解を流す国営放送もファルス通信を引用して報じている。
http://mainichi.jp/select/news/20120621k0000m030048000c.html
ロシアは演習終了後、シリアに水や食料を届けるようです。
国連ではアナン特使が間に入って交渉を進めていますが、停戦の見込みが無い事から
ロシア側が言うような監視の続行には厳しい状態に入ってしまっているため、国連憲章
第7章に基づいて武力行使を進めようとする、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツとロシア
との間の溝が埋まらない状態になり、国連での話し合いでもロシア側が拒否権をだし、
中国もそれに追従する形で拒否権を乱発している為、内戦を止める為の措置が取れない
状態になっています。