大人の事情ってやつですか
- カテゴリ:アニメ
- 2009/06/27 21:36:49
どうも、何事においても、大人になると、裏事情と言うものを知ってしまうわけですね。
すると、子供の頃に好きだったものも、素直に好きだと言えなくなるのです。
あんまり多くの人の夢を砕いてしまってもいけないので、有名な、暗黙の話を、ちょこっと書きますです。
—————
ドラゴンボールは、原作者の鳥山明が、物語を終わらせようとしているのに、人気が大きかったので、無理矢理、連載を続けさせられましたね。
—————
宇宙戦艦ヤマトは、最初に「ヤマト作品」というアイディアを出したのがアニメのプロデューサで、そこから、松本零士に作品を発注したのです。
ところが、これが後々問題になって、著作権者がわからなくなった。
そのために裁判が起こされた。
「大和を宇宙に飛ばそう」という発案はプロデューサから出たが、実際に物語を考え、多くの設定を作ったのは、松本零士です。
僕個人の心象では、松本零士の作品だと思うのですが、裁判では、プロデューサに著作権が与えられました。
この判決は、ぎりぎりの難しいところだった。
著作権法が定める「著作」とは、アイディアではなく、作品として形にならないといけない。
発案者のプロデューサが、どこまで作品を作ったか。
判決としては、プロデューサを著作権者に認定したわけです。
—————
まあ、他にもいろいろあるけど、やめましょうね。
1クール・13回を基本に、4クール一年が、番組編成の基本単位です。
ヤマトは低視聴率だったので、半年の番組改編にあわせて終わりました。
テレビアニメが、その番組独自の企画、物語によって製作されることが少なくなって、もう何年もたちますが、それによって番組制作期間が不定期になりました。
人気マンガを原作にするので、製作本数が自由になります。
マンガですでに実績があり、数十話以上完成しているので、簡単に予定が立つ。
マンガの物語にリズムがあって、大きな節目があるので、アニメが低視聴率になったら、その節目で終わらせることも簡単です。
そんなこんなで、最近では、どんなテレビ番組も、期間が決まらないまま制作されちゃいます。
悔しいです。
1年くらいの予定が半年に・・・・
いきなり地球に近づきましたから多分ほんとでしょうね。
普通の会社でも、株主が、株を大量に買ったというだけで、会社がどうにでもなるかのように振る舞う人がいるけど、
マンガなどは、実際に創作する人が、個人的なレベルで活動しているので、苦しめられることが多くなってしまいますね。
ドラゴンボールは私も好きですが、そんな裏事情があるとは知りませんでした( ◢д◣)ムゥ